◎土砂崩れは首都ボゴタの南東約60kmに位置する地区で発生。民家数軒が巻き込まれ、ボゴタと東部地方を結ぶ高速道路が通行止めになった。
コロンビア中部で大雨による土砂崩れが発生し、少なくとも14人が死亡した。地元当局が18日、明らかにした。
それによると、土砂崩れは首都ボゴタの南東約60kmに位置する地区で発生。民家数軒が巻き込まれ、ボゴタと東部地方を結ぶ高速道路が通行止めになった。
この地区では少なくとも3つの小河川が氾濫したと伝えられている。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・自治会の合同チームが調査に当たっている。
AP通信は警察筋の話しとして、「救助隊が土砂崩れに巻き込まれた市民を捜索している」と伝えている。土砂崩れは高速道路の料金所と橋を破壊した。
APによると、土砂崩れの被害を受けた家屋の多くが氾濫した河川近くで確認されたという。
ペトロ(Gustavo Petro)大統領は18日、自身のツイッターアカウントに声明を投稿し、犠牲者に哀悼の意を表した。
またペトロ氏は被災地に必要な支援を提供したうえで、「洪水や土砂崩れが発生しやすい地域をマップ化し、大雨が降ったり、大雨が予想される時は、そこで生活する市民に情報を速やかに提供する必要がある」と述べた。
地元メディアによると、通行止めになった高速道路は東部からボゴタに牛肉、米、パーム油などの物資を送る主要ルートであり、ボゴタの商業に影響が出る可能性があるという。