コロンビア24年森林消失面積43%急増、山火事多発

コロンビアは世界有数の生物多様性を有する国であり、数千種の植物と動物が生息。毎年伐採や山火事により広大な森林を失っている。
南米コロンビア、アマゾン地域で発生した山火事(ロイター通信)

コロンビア環境省は7月31日、アマゾン地域で山火事が多発した結果、昨年の森林消失面積が急増し、23年比43%増の1136平方キロメートルに達したと明らかにした。

23年の焼失面積は22年比で36%減の792平方キロメートル。23年ぶりの低水準となっていた。

レナ・エストラダ(Lena Estrada)環境相は首都ボゴタの記者団に対し、「森林破壊は続いている」と語った。

またエストラダ氏は「最も影響を受けた地域はアマゾンである」と強調。「気候変動による山火事がこの急増をもたらした」と述べた。

さらに、「牧草地のための土地転用、家畜飼育の拡大、違法な道路建設、コカ葉などの違法作物の栽培拡大も要因のひとつである」とした。

環境省のデータによると、昨年の焼失面積の65%超がアマゾン地域。約750平方キロメートルが破壊された。

コロンビアは世界有数の生物多様性を有する国であり、数千種の植物と動物が生息。毎年伐採や山火事により広大な森林を失っている。

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