◎土砂崩れなどで少なくとも13人が死亡、3人が行方不明。
中国の国営メディアは28日、南部の広い範囲で大雨が降り、土砂崩れなどで少なくとも13人が死亡、3人が行方不明と報じた。
新華社通信によると、東海岸に近い福建省の武平（ぶへい）県で土砂崩れが発生し、少なくとも8人が死亡したという。8人のうち5人は土砂崩れで倒壊した工場内から、3人は同じく土砂崩れに巻き込まれた民家から発見されたと伝えられている。
国営CCTVは当局者のコメントを引用し、南西部の雲南省でも5人が死亡、3人が行方不明になっていると伝えている。
ベトナム国境に近い雲南省丘北（きゅうほく）県では暴風雨により道路、橋、通信・電力設備が損傷した。
予報官によると、武平県の雨は26日遅くから降り始めたという。
中国版ツイッターのWeiboには住宅地に土砂が流れ込んだり、膝上まで冠水した道路の写真や動画が複数共有されている。
新華社通信などによると、この暴風雨は農作物に深刻な被害を与える見込みだという。停電件数は数十件、被害を受けた家屋は約40戸、1600人が避難した。
