◎52歳男性の遺体が州都ハリファックス北西の地区で、もう1人の遺体は海岸沿いで発見された。
2023年7月22日/カナダ、東部ノバスコシア州ハリファックス、冠水した道路(Darren Calabrese/The Canadian Press/AP通信)

カナダ東部ノバスコシア州の洪水被災地で行方不明になっていた2人の遺体が収用された。警察当局が24日、明らかにした。

それによると、52歳男性の遺体が州都ハリファックス北西の地区で、もう1人の遺体は海岸沿いで発見されたという。

同州では週末の大雨で広い範囲が冠水し、子供2人と大人2人が行方不明になっていた。

子供2人は乗っていた車が市内の道路で立ち往生した際、流されたと伝えられている。

21~22日の雨量は多いところで250mmに達し、平年1カ月分の雨量の2~3倍に達した地域もあった。

州当局によると、6つの橋が流され、19の橋が損壊。少なくとも50の道路が大きな被害を受けたという。

カナダ放送協会(CBC)は警察関係者の話しとして、「2人目の身元は照会中であり、行方不明になった4人のうちの1人とみられる」と伝えている。

自治体は工業用ポンプを使って冠水した畑の水を抜き、寸断された道路の復旧作業に当たっている。

被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・自治体の合同チームが調査を進めている。

CBCは関係者の話を引用し、「行方不明者は増える可能性が高い」と伝えている。

気象台によると、ノバスコシア州を含む東部地域の広い範囲では24日も雨が降り続いているという。

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