◎52歳男性の遺体が州都ハリファックス北西の地区で、もう1人の遺体は海岸沿いで発見された。
カナダ東部ノバスコシア州の洪水被災地で行方不明になっていた2人の遺体が収用された。警察当局が24日、明らかにした。
それによると、52歳男性の遺体が州都ハリファックス北西の地区で、もう1人の遺体は海岸沿いで発見されたという。
同州では週末の大雨で広い範囲が冠水し、子供2人と大人2人が行方不明になっていた。
子供2人は乗っていた車が市内の道路で立ち往生した際、流されたと伝えられている。
21~22日の雨量は多いところで250mmに達し、平年1カ月分の雨量の2~3倍に達した地域もあった。
州当局によると、6つの橋が流され、19の橋が損壊。少なくとも50の道路が大きな被害を受けたという。
カナダ放送協会(CBC)は警察関係者の話しとして、「2人目の身元は照会中であり、行方不明になった4人のうちの1人とみられる」と伝えている。
自治体は工業用ポンプを使って冠水した畑の水を抜き、寸断された道路の復旧作業に当たっている。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・自治体の合同チームが調査を進めている。
CBCは関係者の話を引用し、「行方不明者は増える可能性が高い」と伝えている。
気象台によると、ノバスコシア州を含む東部地域の広い範囲では24日も雨が降り続いているという。