◎最大都市ドゥアラとドゥシャンを結ぶ高速道路に土砂が流れ込んだ。
アフリカ西部・カメルーンの西部で大規模な土砂崩れが発生し、3台のバスと数人の道路作業員が巻き込まれ、少なくとも4人が死亡、50人以上が行方不明になっている。地元当局が6日、明らかにした。
それによると、最大都市ドゥアラとドゥシャンを結ぶ高速道路に土砂が流れ込んだという。
大統領府の報道官は声明で、「最近の大雨で地盤が緩み、斜面が崩れたようだ」と述べた。
また報道官は「これまでに4人が殉職し、50人以上が生き埋めになったと報告を受けている」と明らかにした。
地元テレビ局によると、現場では多くの一般市民がスコップで土砂をかき分け、行方不明者を探しているという。
西アフリカでは今年、過去数十年で最大規模の大洪水が発生し、1000人以上が死亡、数十万人が住居を失った。
ドゥアラの知事はSNSに声明を投稿。「悪いのは地球温暖化、気候変動である」と書き込んだ。「大雨は地球温暖化、気候変動がもたらした天災だ。それがなければ今回の土砂崩れも発生しなかった...」