◎湖の変色は異常気象が進行中であることを示している。
ブラジルが歴史的な干ばつに見舞われる中、最大都市サンパウロ市内にあるイビラプエラ公園の湖が緑色に変色し、訪れる人々を驚かせている。
サンパウロ市によると、雨不足、藻類の大量繁殖、高温などが組み合わさることで、湖が青から緑に変色するという。
湖の水位は平年より数十センチ低くなっているとのこと。
この湖で長年写真を撮ってきたという男性はAP通信の取材に対し、「過去に何度か緑色になったことがあったが、これほど鮮やかな緑は見たことがない」と語った。
サンパウロ最大の公園であるイビラプエラ公演は市の中心部に近く、博物館やパビリオンもある。
今年5月には日本の岸田(Fumio Kishida)首相が訪れ、園内にある日系移民の慰霊碑に献花した。
地元メディアによると、週末には数千人がピクニックやスポーツをしにやってくるという。
湖の変色は異常気象が進行中であることを示している。ブラジルの熱帯雨林では山火事が延焼中であり、サンパウロの郊外にも煙が流れ込んでいる。