ブラジル含む7カ国、産業脱炭素化プログラム活用へ

ナミビア、南アフリカ、トルコなどが参加するこのグループは今後、投資家と協力して、世界全体の排出量の3分の1を占める産業部門の脱炭素化に関する計画を策定する。
ブラジルの風力発電設備(ロイター通信)

ブラジル、エジプト、メキシコを含む7カ国が途上国の気候変動対策を先進国が支援するために設置された世界銀行の気候投資基金(CIF)による、産業部門からの温室効果ガス排出量を削減する融資プログラムを活用することが決まった。

ブラジル、エジプト、メキシコ、ナミビア、南アフリカ、トルコ、ウズベキスタンが参加するこのグループは今後、投資家と協力して、世界全体の排出量の3分の1を占める産業部門の脱炭素化に関する計画を策定する。

これらの国々はCIFの「産業脱炭素化投資プログラム」から低金利の融資にアクセス可能となる。

専門家は多くの銀行や民間企業などから資金が集まると期待している。

CIFはこのプログラムで90億ドルを集め、民間セクター主導のプロジェクトまたは民間セクターの大きな共同投資を伴うプロジェクトに投資する予定だ。

CIFは声明で、「産業部門の脱炭素化は温室効果ガスの排出削減を超えるもの、長期的な繁栄と未来の雇用を確保するものである」と強調した。

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