ブラジルのアマゾン森林伐採11%減少、山火事は記録的水準に
24年8月から25年7月までに伐採された森林の面積は5796平方キロメートルに上る。これは東京都面積の2.6倍に相当するが、前年比では大幅減、過去10年で最低水準となった。
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ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)は30日、24年8月から今年7月にかけて、アマゾンにおける森林伐採が前年比で11%減少したと明らかにした。
一方で、アマゾンの山火事は深刻な干ばつが続く中、記録的水準に達した。
INPEによると、24年8月から25年7月までに伐採された森林の面積は5796平方キロメートルに上る。これは東京都面積の2.6倍に相当するが、前年比では大幅減、過去10年で最低水準となった。
環境省は声明で、「森林破壊の減少は環境規制の強化、衛星監視の拡大、連邦機関間の連携強化がうまく機能していることを示している」と述べた。
ブラジルは来月、COP30(国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議)を主催する。会場はアマゾンに囲まれた北部パラ州ベレンだ。
ブラジルは2030年までに違法伐採をゼロにするという目標を掲げている。
一方、INPEは25年1月から10月にかけてのアマゾン地域における火災検知数が2010年以来の水準に達したと報告した。
広範囲にわたる山火事と長期にわたる干ばつにより、北部の一部地域は煙に覆われ、アマゾナス州やパラ州などでは航空便の欠航や健康被害に関する警告が発令されている。
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COP30では数値目標や宣言だけでなく、実行可能な資金配分・時間軸・実施体制を盛り込むことが重要だ。 ブラジル、アマゾナス州の密

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