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米国東部で猛吹雪、数千便欠航、ニューヨーク市も大雪

国立気象局(NWS)は22日、東海岸の各地に猛吹雪警報を発令。一部地域では60センチの大雪と強い風が予想されている。
2026年2月22日/米ニューヨーク市20番街区(AP通信)

米国東部が強力な冬の嵐に見舞われ、東海岸一帯に猛吹雪警報が発令されている。この低気圧はメリーランド州からマサチューセッツ州まで広範囲に影響を及ぼし、積雪と強風により交通機関や日常生活に大きな混乱をもたらしている。

国立気象局(NWS)は22日、東海岸の各地に猛吹雪警報を発令。一部地域では60センチの大雪と強い風が予想されている。また視界が400メートル以下に低下する可能性もあり、NWSは住民に不要不急の外出を避けるよう強く呼び掛けた。

ニューヨーク市とニュージャージー州では22日夜に交通規制が実施され、ニューヨーク市のマムダニ(Zohran Mamdani)市長は不要不急の移動を禁じる措置を発表した。また、市内の学校は休校、主要空港を発着する数千便のフライトがキャンセルされるなど、交通網が大きく乱れている。ブロードウェイのショーも相次いで中止された。

猛吹雪警報はニューヨーク市とロングアイランド、ボストン、さらにデラウェア州、メリーランド州、ニュージャージー州、コネチカット州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州沿岸部にも及んでいる。各州政府は非常事態宣言を出し、除雪作業や救助体制の強化、ホームレス支援などの準備を進めている。

今回の低気圧は典型的な東海岸の嵐で、低気圧が急速に発達しながら北東方向へ進むことで、大雪や暴風、沿岸部での高波・高潮を引き起こしている。このため、気象台は嵐による停電や倒木などの二次被害にも警戒を促している。

マンハッタンをはじめとする都市部では除雪車や作業員が24時間体制で待機し、主要道路や公共交通機関の復旧に努めている。各自治体は降雪のピークが22日夜から23日にかけて続くとの見通しを示し、清掃や交通再開までに数日を要する可能性があると警告している。

東海岸では猛吹雪と併せて、沿岸部での洪水や高潮のリスクも高まっている。気象台は潮位の上昇と強風により、デラウェア湾からケープコッドにかけて海水が陸地に押し寄せる可能性があるとして、沿岸住民に対しても避難や警戒を呼びかけた。

市民や旅行者は最新の気象情報を確認し、当局の指示に従うよう求められている。また、ライフラインの確保や食料・燃料の備蓄など、災害への準備を整えることが推奨されている。

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