◎ソウルで11月にこの規模の雪が降ったのは52年ぶりとのこと。1972年11月28日の降雪量は12センチだった。
2024年11月27日/韓国、首都ソウル(AP通信)

韓国・ソウルで11月としては半世紀以上ぶりの大雪となり、数百便が欠航、多くの会社員が立ち往生し、少なくとも2人が死亡した。地元メディアが27日に報じた。

気象台によると、ソウル北部とその近郊で20〜26センチの雪が積もったという。ソウルで11月にこの規模の雪が降ったのは52年ぶりとのこと。1972年11月28日の降雪量は12センチだった。

聯合ニュースによると、東部洪川で5台の車が絡む事故が発生し、1人が死亡、4人が負傷した。

楊州ではテント型の車庫が倒壊し、雪下ろしをしていた人が死亡した。京畿道当局によると、ソウル近郊の光州市で約230戸が一時停電した。

冬の嵐は国土の大部分を覆い、中部、東部、南西部で10〜28センチの積雪を記録した。

全国の空港では少なくとも317便が欠航または遅延。当局は約90隻のフェリーに港での待機を命じた。また数百のハイキングコースが閉鎖された。

通勤時間の道路凍結によりバスも遅延。地下鉄も速度を落として運行したため、ほぼすべての駅が混雑した。

文科省によると、雪の影響で休校した学校はなかったという。

多くの観光客が大雪に驚き、雪に覆われたソウル市内でSNS映えする写真を撮影。全国各地の学校に雪だるまが出現した。

気象台によると、雪は28日昼まで降り続く見通し。

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