◎中央政府も先週、平年より2週間ほど早く熱中症警報を発令した。
2023年6月22日/中国、北京市内(ロイター通信)

中国・北京の今月の最高気温が統計を取り始めて以来、最も高くなった。気象当局によると、22日の最高気温は41.8度に達したという。

中国中央テレビ(CCTV)は日傘をさして市内を歩く人々の姿を報じ、熱中症に注意するよう呼びかけている。

気象当局は22日、北京の最高気温が1961年に記録を取り始めて以来、最も高くなったと発表した。

北京以外の都市でも最高気温が更新され、エネルギー不足の懸念が高まっている。

中国最大の都市上海は先月、100年に1度の熱波に見舞われた。

北京北部の気象台は22日に最高気温41.8度を記録した。

当局は24日までこの暑さが続くと予想しており、多くの地域で39度まで上昇すると警告。熱波警報を発令した。

中央政府も先週、平年より2週間ほど早く熱中症警報を発令した。

北京、天津、その他の北部・東部の地方当局は声明で、日中の最も暑い時間帯は屋外での作業を中断し、熱中症の症状が現れたら迷わず医師の診断を受けるよう勧告している。

アジアの他の地域でも気温が上昇している。専門家はこの地域が史上最悪の熱波に見舞われていると警告している。

タイ、ラオス、バングラデシュ、インドでは4月に最高気温45度を記録した。

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