フランス南部で山火事猛威、1人死亡、11人負傷、消火活動続く
最初の山火事はナルボンヌを含む複数の地域で4日に確認され、6日午前の時点で130平方キロメートル(東京ドーム2800個分)が消失したという。
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フランス南部のスペイン国境付近で発生した山火事について、消防当局は6日、これまでに1人が死亡し、11人が重軽傷を負ったと明らかにした。
最初の山火事はナルボンヌを含む複数の地域で4日に確認され、6日午前の時点で130平方キロメートル(東京ドーム2800個分)が消失したという。
消防は1500人を超える消防士を南部地域に派遣している。
フランスのメディアによると、バイル(Francois Bayrou)首相が6日午後に被災地を視察予定。関係自治体の幹部と今後の対応などについて協議するという。
アニエス・パニエ・リュナシェ(Agnès Pannier-Runacher)エコロジー相はX(旧ツイッター)への投稿で、「この消失面積は2024年通年の消失面積とほぼ同じである」と書いた。
南西部オード県の消防当局はこの山火事について、「急速に拡大しており、消防士たちは航空支援を受けながら消火活動に当たっているが、極めて厳しい状況に置かれている」と説明した。
山火事は高温と極度の乾燥で急速に燃え広がり、少なくとも25戸の住宅が被害を受けた。その数はさらに増える可能性がある。
当局は5日午後の時点で1人が火災に巻き込まれて死亡、11人が負傷し、うち2人が重度の火傷を負ったと報告している。