スロベニア・トスク山で雪崩、1人死亡、2人行方不明
事故は5日午前に発生。クロアチア国籍の3人が雪崩に巻き込まれた。
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スロベニア北西部のトスク山で3人の登山者が雪崩に巻き込まれ、1人の死亡が確認された。救助隊が5日、明らかにした。
それによると、事故は5日午前に発生。クロアチア国籍の3人が雪崩に巻き込まれたという。
3人と一緒に行動していた4人の登山家は無事であった。
地元警察は声明で、「山岳救助隊が1人の遺体を発見したものの、天候不良により中断を余儀なくされた」と明らかにした。
救助隊は5日の捜索を打ち切り、6日早朝に再開する予定だ。
クロアチア国営放送(HRT)は救助当局者の話しとして、「現場の天候は非常に悪く、雪で視界が遮られ、新たな雪崩が発生する恐れもある」と伝えている。
スロベニアには強烈な寒波が襲来し、降雪、強風、低温が続いている。
トスク山はスロベニア北西部に位置するポホリエ山地の一部で、標高は1021メートル。首都リュブリャナから北へ約30キロの距離にあり、カムニックアルプスの南端に接している。周辺は主に森林に覆われており、トレッキングやハイキングに適した自然環境が整っている。