▽消防庁はビクトリア州に数十機の消防航空機を投入している。
オーストラリア南東部ビクトリア州の広い範囲で熱波と乾燥による山火事のリスクが高まり、当局が市民に警戒を呼びかけている。
オーストラリア放送協会(ABC)によると、ビクトリア州の気温はこの数週間、35~40度で推移し、まとまった雨はほとんど降っていないという。
州政府は山火事のリスクが高まっているとして、多くの地域に火災警報を発令。屋外でのバーベキューやたき火を控えるよう求めている。
メルボルンの西方約240キロに位置するグランピアンズ国立公園で先週発生した山火事は今も延焼し続けている。報道によると、複数の家屋が全焼したという。死傷者の情報はない。
気象台はビクトリア州の一部で5~6日の気温が45度に達する可能性があると警告した。メルボルンの5日の気温は38度を記録した。
州内のほぼ全てが極度に乾燥し、湿度が10%を下回っている地域もある。
この暑さと乾燥を受け、気象台はビクトリア州の3つの地域で山火事のリスクが極端に高まっていると警告した。
サウスオーストラリア州、ニューサウスウェールズ州、タスマニア州でも5日に熱波警報が発令された。
消防庁はビクトリア州に数十機の消防航空機を投入している。