▽被害の全容は明らかになっておらず、州政府が調査している。
オーストラリア・シドニー北部で発生した洪水について、当局は24日、これまでに5人の死亡を確認し、1万棟以上の家屋で浸水被害が確認されたと明らかにした。
シドニー北部沿岸では数日前から大雨が続き、約5万人が影響を受けた。
アルバニージー（Anthony Albanese）首相は24日、X（旧ツイッター）への投稿で、「連符政府、州政府、自治体間で緊密に連携し、被災者が必要とする支援を受けられるよう、また復興に向けて引き続き努力していく」と述べた。
地元メディアによると、被災地の天候は回復し、多くの市民が後片づけに追われているという。
被害の全容は明らかになっておらず、州政府が調査している。当局は少なくとも1万棟の家屋が被害を受けたと推定している。
オーストラリア放送協会（ABC）によると、シドニー近郊でこの規模の洪水が発生したのは約100年ぶり。24日午後の時点で数百人が避難所に身を寄せているという。
当局は過去4日間で約700人を救助し、その多くが冠水した道路に車で突っ込み、身動きが取れなくなった人であった。
