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米国の寒気弱まる、各地で降雪、来週新たな寒波襲来

今週の寒波は中西部から東部にかけて広く影響し、多くの地域で冬らしい冷え込みと風の強さが続いていた。
2025年12月5日/米ワシントンDC、ワシントン記念塔近く(AP通信)

米国では一時的に寒気が弱まり、週末は若干「寒さの和らぎ」が見られるものの、来週にかけて再び厳しい寒気が襲来する見込みだ。

今週の寒波は中西部から東部にかけて広く影響し、多くの地域で冬らしい冷え込みと風の強さが続いていた。だが6日にはいったん寒気のピークが過ぎ、体感気温はやや改善される見通しだ。

例えばシカゴでは午後の体感温度が氷点下前後、ニューヨーク市は0度前半、ワシントンDCは4~5度になる見込み。

ワシントンDC〜ニューヨーク沿線では薄く雪やみぞれが降った場所もあったようだ。ただし大雪にはならず、ほとんどがうっすら積もる程度であった。とはいえ、朝のうちは凍結や滑りやすさに注意が必要である。

しかし週末の“ひとやすみ”が終わると、再び寒気が南下。中西部から北東部ニューイングランドにかけては、来週8日までに最高気温がほぼ氷点付近、最低気温はマイナス5度近くまで下がる見込みだ。

一方、西部では暖かさが戻る地域もあり、一部では季節外れの高温になるところもある。

雪の影響は地域によってばらつきがあるが、中西部や北部では本格的な降雪と吹雪、積雪の可能性がある。たとえば、アイオワ州やミネソタ州では今週末から7日にかけて、7~18センチの積雪が予想され、暴風警報が出ている地域もある。

シカゴやミルウォーキーなどでも5~15センチの降雪が見込まれている。またロッキー山脈周辺の高地では30センチ以上、場所によっては60センチを超す大雪の可能性もあるとして、引き続き注意が必要だ。

ただし、東部での降雪量は通常の冬のような大雪にはならない可能性が高い。

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