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ハリケーン・メリッサ、被害を受けたジャマイカで救援活動続く

現地メディアによると、11月1日正午時点で全島の60%以上が停電中。南部沿岸の被害が特に深刻で、数千棟の建物が被害を受けたとみられる。
2025年11月1日/ジャマイカ、首都キングストン近郊(AP通信)

巨大ハリケーン・メリッサが直撃したジャマイカで復興に向けた取り組みが進められている。

メリッサは10月28日、ジャマイカ南部にカテゴリー5の勢力で上陸。その後、勢力を弱めながらキューバ方面に進み、消滅した。

メリッサがジャマイカに上陸したときの中心気圧は892hps、最大風速は80メートルであった。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

現地メディアによると、11月1日正午時点で全島の60%以上が停電中。南部沿岸の被害が特に深刻で、数千棟の建物が被害を受けたとみられる。

中央政府は国連やNGOなどと連携して被災地に支援物資を届けている。

現地メディアによると、軍と警察が全国に展開し、食料や水の配布を行っているという。

ジャマイカではこれまでに28人が死亡、近隣のハイチでも31人の死亡が確認され、行方不明者の捜索が続いている。

ジャマイカの地元テレビ局が報じた映像には倒壊した送電鉄塔の周りに集まる作業員の姿が映っていた。

被害の全容は明らかになっておらず、政府と自治体が調査している。

米国とカリブ諸国におけるハリケーンシーズンは、毎年6月1日から11月30日までと定められている。この期間は大西洋の海水温が高まり、熱帯低気圧が発生しやすくなるため、特に8月から10月にかけて活動が最も活発になる。

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