◎アフガンとパキスタンの雨季は9月まで続く。
アフガニスタンとパキスタンの広い範囲で21日、大雨による洪水が発生し、一晩で数十人が死亡した。
首都カブール郊外の小さな集落では多くの民家が崩壊し、住民が後片付けに追われた。
タリバンの当局者はカブールや東部国境付近で洪水が確認されたと報告している。
現地メディアによると、これまでに少なくとも9人が死亡、死者数は増加する可能性が高いという。
カブール郊外の集落でAP通信の取材に応じた男性は、「村は壊滅した」と語った。
村の長老は今回の洪水について、「前例のない規模であり、村内のほぼすべての家屋が被害を受けた」と説明した。「多くの住民が高台に避難しています...」
隣国パキスタンでは広い範囲で大雨が降り、当局によるとこの24時間で少なくとも36人が死亡。そのうち11人がアフガン国境付近で死亡した。
地元メディアによると、被災地の消防・警察は軍の支援を受け、孤立した数千人を安全な場所に避難させているという。影響を受けた建物の数はまだ公表されていないが、ロイター通信は警察筋の話を引用し、数千戸が浸水したと報じている。
アフガンとパキスタンの雨季は9月まで続く。
アフガン北部バルワン州では先週、大雨による鉄砲水が発生し、少なくとも31人が死亡、数十人が行方不明になった。
地元メディアによると、行方不明者の捜索は難航しているという。一部メディアは100人近くが濁流にのみ込まれたと報じているが、詳細は不明。