◎地質調査所(USGS)によると、震源地は同州ハンボルト郡ユーレカの南西約80キロの地点。
2024年12月5日/米カリフォルニア州フンボルト郡、道路の亀裂を確認する市の担当者(AP通信)

カリフォルニア州沖で5日の午前10時44分頃にマグニチュード7.0の地震が発生した。

地質調査所(USGS)によると、震源地は同州ハンボルト郡ユーレカの南西約80キロの地点。

サンフランシスコを含むカリフォルニア州とオレゴン州の沿岸部に発令されていた津波警報は現地時間正午前に解除された。

国立津波警報センターによると、カリフォルニア州の沖合320キロ地点のブイでわずかな潮位の変化がみられたものの、沿岸部に津波は到達しなかったという。

USGSの担当者は5日午後の記者会見で、「この地震の後、大きな余震が続いている」と述べた。

それによると、カリフォルニア州ペトロリア近郊でのM4.3の地震を含め、この地域で30回以上の余震が報告されている。

現時点で地震による人的被害の情報はない。

カリフォルニア州のニューサム(Gavin Newsom)州知事は記者会見で、「関係当局が被害調査を行っている」と語った。

またニューサム氏は緊急事態を宣言し、「必要に応じてより多くの資源を投入する用意がある」とした。

ハンボルト郡では家屋や道路で軽微な被害が報告されている。リオデルの市道には大きな亀裂が入り、中学校でガス漏れが発生した。

ハンボルト郡保安官事務所は5日の声明で、「負傷者の情報はなく、自治体と連携してパトロールを行っている」と述べた。

USGSは余震については、「今後1週間以内にM6.0以上の地震が発生する確率は5%、M5.0クラスの地震が発生する確率は34%」と報告している。

USGSは大西洋岸地域の市民に対し、今後数日から数週間は大きな余震に備えるよう求めた。

ホワイトハウスによると、バイデン(Joe Biden)大統領は今回の地震について説明を受けたという。

カリフォルニア州ユーレカで2022年12月に発生したM6.4の地震では2人が死亡、家屋や道路が損壊した。

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