インド北部で大規模土砂崩れ、陸軍兵士3人死亡、6人行方不明

インド北部では4日ほど前から広い範囲で大雨となり、洪水や土砂崩れにより30人以上が死亡している。
2025年6月1日/インド、北東部マニプール州、冠水した道路を進む救助隊と避難者(AP通信)

インド北東部シッキム州で大規模な土砂崩れが発生し、陸軍兵士3人が死亡、将校とその家族を含む6人が行方不明になっている。当局が2日、明らかにした。

それによると、土砂崩れは同州北部にある陸軍基地近くで1日夜に発生。大量の土砂が兵舎などに流れ込んだという。

この基地は州都ガントクから120キロほど離れた場所にある。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「24時間体制で基地の指揮官、その妻、娘を含む行方不明者6人の捜索を続けている」と報じた。

インド北部では4日ほど前から広い範囲で大雨となり、洪水や土砂崩れにより30人以上が死亡している。

報道によると、基地の事故により、北部豪雨の死者は36人に達したという。アルナチャルプラデシュ州とアッサム州でそれぞれ10人の死亡が確認されている。

アッサム州では自宅が浸水するなどして、数千人が自治体の避難所に身を寄せているという。

東部ミゾラム州では土砂崩れにより212の道路が寸断され通行不能になった。

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