▽最初の山火事は21日の午後3時頃に発生したとみられ、乾燥と強風の影響で延焼。30カ所以上に燃え広がったという。
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韓国・キョンサン南道山清郡で山火事が発生し、消防士2人が死亡、数百人が避難を余儀なくされている。現地メディアが22日に報じた。
それによると、最初の山火事は21日の午後3時頃に発生したとみられ、乾燥と強風の影響で延焼。30カ所以上に燃え広がったという。
キョンサン南道当局は声明で、「最大の山火事は山清郡を含む南東部で発生し、周囲の丘陵地帯に炎が広がったため、260人が一時避難した」と述べた。
消防によると、現場で消火作業に当たっていた隊員9人が孤立し、うち2人が死亡、別の隊員1人と自治体職員1人が行方不明になっているという。
さらに5人が煙を吸うなどして病院に搬送された。ケガの程度は明らかになっていないが、数人が重傷と伝えられている。
韓国森林公社によると、山清郡の山火事の焼失面積は22日夕方の時点で500ヘクタール超。約1600人の消防士、35機の消防ヘリ、数十台の消防車が出動中。鎮火は35%にとどまっている。
義城郡では消防隊が消火活動を続ける中、400人以上が自宅から避難。金海市でも数十人の住民が避難した。この火災により、複数の高速道路が閉鎖された。
政府はキョンサン北道とキョンサン南道、南東部のウルサン広域市を災害地域に指定。チェ・サンモク(Choi Sang-mok)大統領代行は声明で、「鎮火に全力を尽くす」と宣言した。