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▽インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。
2024年12月26日/インドネシア、スマトラ島北部アチェ州、2004年スマトラ沖地震の集団墓地(AP通信)

インドネシアスマトラ島北部アチェ州で26日、20年前に発生したスマトラ沖地震の犠牲者を悼む式典が執り行われ、多くの遺族が慰霊碑や集団墓地に花を供えた。

2004年12月26日、スマトラ島沖でマグニチュード9.1の強い地震が発生し、津波が発生。最も被害の大きかった4カ国を中心に、約170万人が住居を失い、23万人以上が死亡した。

アチェ州には高さ10数メートルの津波が押し寄せたと伝えられている。インドネシアの死者数は17万人以上にのぼった。

1万4000人以上の身元不明者が埋葬されているアチェ州郊外の集団墓地には多くの遺族が足を運び、慰霊碑に花を供えた。

アチェ州には津波の犠牲者を埋葬した大小さまざまな集団墓地や慰霊碑がある。

インドネシアは環太平洋プレートに沿って形成された火山大国であり、多くの火山が活発に活動し、大きな地震が定期的に発生している。

この大地震以降もM6~8クラスの地震が複数回発生。ジョグジャカルタで2006年に発生したM6.4の地震では6200人以上が死亡、13万人以上が負傷した。

アチェ州のインフラは再建され、津波被害の後はほとんど残っていない。沿岸地域には津波の早期警戒システムが設置された。

地元メディアによると、大地震以降にアチェ州に移住した人や若者の多くが地震のことを知らなかったり、覚えていないという。

津波と地震の恐ろしさを忘れず、その教訓を後世に伝え、風化させない取り組みが求められる。

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