◎警察は少年の身元と認否を明らかになっていない。
米ニュージャージー州郊外で先月末に発生した山火事のひとつについて、捜査当局は13日、放火の疑いで10代の少年を逮捕したと明らかにした。
この山火事はニューヨーク市に近いニュージャージー州バーゲン郡の郊外で10月30日に発生。数日間延焼し、50エーカーを焼いたものの、建造物への被害はなかった。
バーゲン郡警察は声明で、「この山火事が放火であることを特定する証拠を発見し、市内に住む10代の少年を逮捕した」と述べた。
ABCニュースは関係者の話しとして、「この少年は14歳で、11月7日に逮捕・起訴された」と報じている。
警察は少年の身元と認否を明らかになっていない。
少年はニュージャージー州ミドルセックス郡の少年鑑別所に身柄を移された。
警察は10月30日の山火事と同じ場所で11月7日に発生した山火事についても、少年が関与した可能性があるとみて捜査している。
11月7日の山火事も数日間燃え続け、375エーカーが焼失したが、建造物に被害はなく、ケガをした人もいなかった。
米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。
しかし、今年は11月に入っても季節外れの高温と乾燥が続き、山火事の発生リスクが高い状態が続いている。
ニュージャージー州ではこの数週間、雨がほとんど降っていない。気象台は山火事のリスクが高まっているとして、同州、ニューヨーク州、コネチカット州に警報を出している。