米国東部に「寒波」再来、一部地域でマイナス40度も
極寒の原因としては強い風が挙げられており、風速は最大で30メートルに達する可能性がある。
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米国東部を中心に、今シーズン最も厳しい寒波が広がっており、約1億人が危険な低温に直面している。国立気象局(NWS)は極寒に関する警報や注意報を多数の州に発出、とくに北東部や中西部の広い範囲で気温が急低下すると予想されている。今回の寒波は猛烈な風を伴い、「今季最も冷たい風」と表現されるほどの強烈な寒気が吹き荒れる見込みだ。
現地メディアによると、ミシガン州やオハイオ州の気温はマイナス20度近くに達する見通し、オハイオ南部やウェストバージニアでもマイナス10度前後となる見込みだ。リッチモンド(バージニア州)も氷点下になる恐れがあるという。ニューヨーク市周辺でもマイナス20度まで達する可能性があり、州北部のサラナック湖周辺では更に厳しいマイナス40度近くに達する予想も出ている。このような極端な寒さのため、露出した肌は10分程度で凍傷になるおそれがあるとして、専門家は外出時の防寒対策を強く呼びかけている。
極寒の原因としては強い風が挙げられており、風速は最大で30メートルに達する可能性がある。強風と厳しい低温の組み合わせが体感温度をさらに下げ、外出が極めて危険となる条件を作り出す。また、この寒気は週末にかけて東部の広い範囲に影響を与える見通しで、週明けにかけて北東部では依然として厳しい冷え込みが続くと予想されている。
寒波に伴い、雪も広範囲で観測されている。5日朝にはミシガン州、インディアナ州、オハイオ州、ウエストバージニア州、ペンシルベニア州西部、そしてニューヨーク州西部で雪が降った。また6日にはアパラチア山脈からニューヨーク市までの広い範囲で雪が散発的に降る見込みで、ニューヨーク市やその周辺では6日夜から7日にかけて最大5センチの降雪となる可能性もある。ボストンやニューイングランド地域でも引き続き雪が観測され、7日夕方までに5〜10センチの積雪が予想されている。
こうした極端な気象条件を受け、住民には不要不急の外出を控え、防寒具の準備や暖房設備のチェック、ペットや高齢者への配慮など基本的な備えを徹底することが求められている。また低温による水道管の凍結や交通機関への影響も懸念されており、地元自治体や交通当局は注意を呼びかけている。週後半から来週にかけては東部全体で気温が平年並みに戻る傾向が見られるものの、当面は厳しい寒さが続くとみられる。
