世界の経済危機を懸念し、アジアの株式市場は急落した
9日月曜日、原油価格の暴落と経済危機への懸念から、アジアの株式市場は軒並み急落。日経225指数は5%超の低下を記録、円高も進み続けている。また、オーストラリア市場はさらに悪く、ASX200(オーストラリア証券取引所の株価指数)は7.3%下落し、リーマンショック以来の下げ幅を記録した。
アジアの投資家たちは、コロナウイルスによる中国経済の先行きが見通せないこと、そして日本経済の縮小に反応、売りが先行した。世界市場でもコロナショックによる売りが先行しており、世界経済に与える影響は想定不可レベルに達しつつある。
原油価格が30%以上暴落したことで、エネルギー関連企業の株価は大幅に下落。さらに、オーストラリア市場の大半を占める「石油関連商品を扱う企業」も同様、ASX200の急落を招いた。
上海総合指数の下げ幅は約2%。ハンセン総合指数(香港)も3.7%の急落を記録した。コロナウイルスの感染拡大から約2か月、中国の輸出額は17.2%減少、輸入も4%減少し、結果、71億ドルの貿易赤字をもたらすことになった。沈静化の目途は立っておらず、中国経済の先行きを案ずる投資家たちが、さらなる売りに走る可能性もある。
同日、日本政府は、2019年第4四半期の経済成長率を発表。9年ぶりのマイナス成長、実質伸び率をー6.3%から「ー7.1%」に下方修正した。
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— Bloomberg (@business) March 9, 2020
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