11月2日

アメリカの新規陽性数は74,236件

ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は933万人、累計死者は23.1万人。11月1日の新規陽性数は74,236件、死者は427人だった。

現在の震源地はアメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ。

【世界の感染状況/11月3日時点】

累計感染者累計死者新規感染者
(直近)
世界4,660万人120万人505,854人
アメリカ933万人23.1万人74,236人
インド823万人12.3万人45,231人
ブラジル555万人16万人10,100人
ロシア166万人28,473人18,257人
フランス147万人37,435人45,570人
日本10.2万人1,776人667人

テキサス州のドライブスルー投票無効訴訟、裁判所は原告の訴えを退ける

ヒューストンのアンドリュー・ハネン裁判官は、テキサス州ハリス郡で実施されたドライブスルー投票約127,000票を有効と認め、原告の訴えを退けた。

アンドリュー・ハネン裁判官:
訴訟を起こした原告は訴訟を起こす立場になかった

テキサス州のドライブスルー投票無効訴訟

テキサス州の共和党員による「ハリス郡のドライブスルー投票(期日前投票のひとつ)無効訴訟」が全米の注目を集めている。

ハリス郡のドライブスルー投票は早期に実施された。同郡は訴えに対し、「6月に州の承認を得た」と述べている。

これに対し共和党員たちは、「安全を保証できない127,000票は無効」と訴えた。

先週と11月1日に同様の訴訟が結審し、裁判所は原告の訴えをいずれも退けている

テキサス州は他の州のような規模で期日前投票を許可しなかったため、有権者の安全を確保するドライブスルー方式投票を採用した。

州内に設置されたドライブスルー投票所は10カ所。運転手は車内から有権者登録と身分証明書を提示し、タブレットで投票を行った。

ハリス郡の総投票数は既に過去最高を更新しており、ドライブスルー投票は総投票数の約10%を占めている。

テキサス州の支持率/ファイブサーティエイト
バイデン氏48% : トランプ大統領48%(11月2日時点)

2020年11月2日 AP通信/テキサス州、ヒューストンの連邦裁判所近く、ドライブスルー投票の集計を訴える民主党支持者たち
2020年11月2日 AP通信/テキサス州、ヒューストンの連邦裁判所近く、ドライブスルー投票の集計を訴える女性

トランプ大統領「最高裁判所はアメリカを傷つけた」

11月2日、ノースカロライナ州で演説したトランプ大統領は、同州およびペンシルベニア州で11月3日以降に届いた郵便投票を受け入れる(3日消印が条件)と決めた最高裁判所の判決に強く反対した

共和党は11月3日以降の票集計を認めないと主張している。

ドナルド・トランプ大統領:
「彼らは恐ろしいことをした。誰も見たことのない不正行為が起こるだろう」

「長い期間をかけて集計することは恥辱である。私は最高裁判所の決定にウンザリしている。残念だ。私たちの弁護士は行動を開始する。最高裁判所はアメリカをひどく傷つけた」

「私はここで勝つ。ペンシルベニアで勝つだろう。フロリダでも勝つ。全てを勝ち取ります」

トランプ大統領はマスクレスの有権者に語りかけた。

ノースカロライナ州の支持率/ファイブサーティエイト
バイデン氏49% : トランプ大統領48%(11月2日時点)

2020年11月2日 ロイター通信/ノースカロライナ州ファイエットビル、ファイエットビル地域空港、演説するトランプ大統領

バイデン氏「ファウチ博士を雇う。トランプはクビだ」

11月2日、オハイオ州クリーブランドで演説したバイデン氏は、「選挙日まであと数時間しかない」と強調した。

ジョー・バイデン氏:
「明日、この国を分断した政権に終止符を打つ。明日、この国を守らなかった大統領に終止符を打つ。ドナルド・トランプは荷物をまとめ退去する。私たちの混乱は終わる」

「昨夜、トランプはファウチ博士を解雇するつもりだと言った。大きな間違いである。私はファウチ博士を雇う。トランプはクビだ

オハイオ州の支持率/ファイブサーティエイト
バイデン氏47% : トランプ大統領47%(11月2日時点)

2020年11月2日 ロイター通信/オハイオ州クリーブランド、演説するバイデン氏

選挙後のシナリオ、破壊的な混乱

選挙後のシナリオは破壊的な混乱を引き起こすかもしれない。

【11月3日中の最終結果発表と法的措置】
トランプ大統領は11月3日中に最終開票結果を発表するよう圧力をかけ、「あるべき姿だ」と主張している

大統領の上級顧問、ジェンソン・ミラー氏はABCニュースの取材に対し、「11月3日に290人以上の選挙人を獲得する」と述べ、勝敗は11月3日の開票結果に依存すると強く示唆。「不完全な票(数えられない票)」を失格にする法的措置に訴える可能性がある。

ペンシルべニア州、ウィスコンシン州、ミシガン州などのいくつかの州では、11月3日夜に期日前投票をすぐ集計する可能性は低い。結果、直接投票を集計した初期の開票結果はトランプ大統領優勢と出る可能性が高く、誤解を招くかもしれないと指摘されている。

候補者が勝利を宣言したとしても、期日前投票を含む全ての票の集計が終わるまで選挙結果は認定されない。しかし、集計終了前にトランプ大統領が声を大にして勝利宣言し、共和党支持者がそれに続けば、混乱は全米中に広がる。

2020年11月1日 AP通信/アイオワ州ドゥビュークで、ドゥビューク地域空港のキャンペーン集会、演説するトランプ大統領
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