最終更新日:2020年11月8日6時20分
10月30日~24日の情報
10月23日~17日の情報
10月16日~11日の情報
10月10日~6日の情報
10月5日以前の情報
11月5日~6日
マーク・メドウズ首席補佐官がコロナウイルスに感染
ABCニュースは、マーク・メドウズ首席補佐官の陽性が確認されたと報道した。
また、ホワイトハウススタッフ数名とチームトランプのディレクターのひとり、ニック・トレーナー氏の陽性も確認したという。
メドウズ首席補佐官の陽性診断日は不明。ホワイトハウスはABCニュースの取材を拒否している。
ABCニュースが入手した情報筋の情報によると、少なくとも34人のホワイトハウス職員とその他の関係者がコロナウイルスに感染したという。
アメリカの累計感染者数は間もなく1,000万人に達する。
【世界の感染状況/11月7日時点】
累計感染者 | 累計死者 | 新規感染者 (直近) | |
世界 | 4,920万人 | 124万人 | 429,414人 |
アメリカ | 983万人 | 23.7万人 | 132,797人 |
インド | 846万人 | 12.6万人 | 47,638人 |
ブラジル | 563万人 | 16.2万人 | 23,976人 |
ロシア | 175万人 | 30,251人 | 20,582人 |
フランス | 166万人 | 39,865人 | 60,486人 |
日本 | 10.6万人 | 1,810人 | 944人 |
バイデン氏の演説、勝利宣言はなし
6日深夜、バイデン氏はステージに上がり、「ホワイトハウスへの見通しは良さそうだ」と述べた。なお、ハリス上院議員の発言はなかった。
バイデン氏はペンシルベニア、ジョージア、アリゾナ、ネバダの4州でトランプ大統領をリードしている。
ジョー・バイデン氏:
「勝利宣言はまだできない。しかし、数字はそれが明らかであることを示している。私たちはこのレースに勝つつもりだ」
「私たちはドナルド・トランプを400万票以上上回っており、差はさらに広がっている」
「集計スピードにイライラしている人がいる。しかし、忘れないでほしい。集計は有権者の声を聞く重要なものであり、正確かつ慎重に行うべきだ。そして、そこで戦っている人もいる」
「コロナウイルスの感染状況を注視してほしい。7日にも演説を行う」
ペンシルベニア州(11月7日17:45開票率96%)選挙人:20人
・トランプ3,308,854票
・バイデン3,336,887票
ジョージア州(11月7日17:45開票率99%)選挙人:16人
・トランプ2,454,207票
・バイデン2,461,455票
アリゾナ州(11月7日17:45開票率97%)選挙人:11人
・トランプ1,574,206票
・バイデン1,604,067票
ネバダ州(11月7日17:45開票率93%)選挙人:6人
・トランプ609,901票
・バイデン632,558票
ノースカロライナ州(11月7日17:45開票率98%)選挙人:15人
・トランプ2,732,818票
・バイデン2,656,303票
最高裁判所、ペンシルべニア州に遅れて到着した郵便投票の集計停止を命じる
6日夜、最高裁判所のサミュエル・アリート裁判官は、ペンシルベニア州の全ての郡選挙管理委員会に対し、「11月3日の午後8時間以降に郵送で受け取った全ての郵便投票用紙を他の投票用紙と分ける」よう命じた。
アリート裁判官の命令によると、分けた郵便投票用紙は、他の投票用紙とは別に保管し、「カウントする場合、別々に集計する」という。
最高裁判所は、ペンシルベニア州の郵便投票受領期限延長の申し出(11月6日まで)を支持している。
ペンシルベニア州の共和党員は、裁判所に遅れて到着した郵便投票を数えないよう求め、承認された。共和党員は67郡のうち25郡がガイダンスを順守しているかどうかを示していないと主張している。
バイデン氏、6日夜に演説予定
チームバイデンの上級顧問はABCニュースの取材に対し、「6日夜に演説できると期待している」と述べた。
上級顧問によると、今回の演説は11日3日夜にデラウェア州ウィルミントンで支持者に向けて行ったものと同様の規模で、ハリス上院議員も演説する予定だという。
一方、ホワイトハウスのジャッド・ディアー副報道官はトランプ大統領の6日夜の演説予定について、「スケジュールに変更はない(演説はない)」と述べた。
激戦州の開票状況
バイデン氏の勝利は近い。
トランプ大統領はペンシルベニアを落とせばアウトである。
ペンシルベニア州(11月7日7:05開票率96%)選挙人:20人
・トランプ3,300,854票
・バイデン3,315,372票
ジョージア州(11月7日7:05開票率99%)選挙人:16人
・トランプ2,449,049票
・バイデン2,450,597票
アリゾナ州(11月7日7:05開票率94%)選挙人:11人
・トランプ1,525,114票
・バイデン1,564,883票
ノースカロライナ州(11月7日7:05開票率95%)選挙人:15人
・トランプ2,732,318票
・バイデン2,655,609票
チームトランプ「終わっていない」
激戦州でリードされているチームトランプが反抗的な声明を発表した。
チームトランプの顧問弁護士、マット・モーガン氏は次のように述べた。
マット・モーガン氏:
「この選挙は終わっていない。ジョー・バイデンの予測は間違っている」
「ジョージアは再集計に向かっている。投票用紙の不適切処理を証明できるだろう」
モーガン氏はペンシルベニア州について、「多くの不確実性がある」と主張。また、数千人の有権者が不適切な投票を行ったと述べ、「裁判所は即、訴えを受理すべき」と警告した。
主張の証拠は提供されていない。
チームトランプ、ネバダ州を訴える
6日、チームトランプは集計停止を求め、ネバダ州を訴えた。
この訴訟はネバダ州のバーバラ・セガフスケ州務長官に対して提起された。
チームトランプの訴え:
「郵便投票を認証するための緩い手続き、不適切な投票を行う約3,000人の個人など、クラーク郡の選挙は様々な問題に悩まされてきた」
「亡くなった有権者に代わって投票を行った者もいる。さらに、国民は郵便投票の処理の監視を拒否され、結果、スタッフは説明責任なしで票を好きなように処理している」
主張の証拠は提供されていない。
ネバダ州(11月7日5:45開票率92%)選挙人:6人
・トランプ606,967票
・バイデン627,104票
チームトランプがウィリアム・バー司法長官に救援要請
5日深夜、チームトランプとネバダ州の共和党陣営は、ウィリアム・バー司法長官に集計作業の違反を調査するよう依頼した。
共和党は「選挙で不適切に郵便投票を行ったように見える3,062人の個人を特定した」と主張している。
連邦政府は、「明らかな連邦法違反の疑いがあれば」この主張に関与できる。
しかし、チームトランプと共和党は集計違反の明確な証拠を提供していない。
補佐官「大統領の記者会見を見てられなかった」
ホワイトハウスの補佐官たちは、バイデン氏の勝利宣言を恐れている。
情報筋によると、一部の補佐官は悪い結果が出ることを理解しており、大統領の演説は「見てられなかった」と述べたという。
トランプ大統領は最高裁判所で勝負すると主張している。なお、大統領の法務チームが実行可能な方法を見つけたかどうかは不明。
ネバダ州クラーク郡の書記「スタッフの身を案じている」
ネバダ州クラーク郡、有権者登録局のジョー・グロシア氏は記者会見の中で、「スタッフの身を案じている」と述べた。
同局の外では、集計に抗議するデモが発生している。
ジョー・グロシア氏:
「妻と母は私を心配しているが、ここは安全だ。私たちは法執行機関に保護されている」
「私はスタッフの安全が脅かされないか心配している。現在、皆の安全を確保するための対策を講じている」
「私たちは集計を続ける。誰にも止めさせない」
ネバダ州、接戦(選挙人:6人)
ネバダ州の開票率は89%。バイデン氏が約12,000票のリードを保っている。
ネバダ州(2020年11月6日6:45)
・トランプ592,813票
・バイデン604,251票
当局によると、郵便投票の集計作業は週末以降にずれ込む可能性が高いという。
情報筋「トランプの再選は厳しい、狭い」
ABCニュースによると、トランプ大統領に近い情報筋は取材に対し、「今後の道筋は狭く、大統領にとってますます厳しいように見える」と述べたという。
情報筋によると、補佐官は冷静に計画を立てようとしており、アリゾナ州に大きな期待を寄せているという。
情報提供者:
「ジョージア州の票差に対する懸念が高まっている」
トランプ大統領は利用可能な法的選択肢について質問し、ペンシルベニアとアリゾナに照準を合わせているとのこと。
ジョージア州(2020年11月6日6:35)
・トランプ2,438,216票
・バイデン2,425,445票
ペンシルベニア州(2020年11月6日6:35)
・トランプ3,240,925票
・バイデン3,143,701票
アリゾナ州(2020年11月6日6:35)
・トランプ1,403,118票
・バイデン1,471,024票
運命のペンシルベニア(選挙人:20人)
結果に重大な影響を与えるペンシルベニア州の票差が縮まっている。開票率は92%に上昇した。
ペンシルベニア州(2020年11月6日6:15)
・トランプ3,236,478票
・バイデン3,128,111票
同州務省の最新データによると、未集計の郵便投票は約580,000票、直接投票などが約560,000票。
5日午前、同州の裁判官は、チームトランプの訴え(郵便投票の集計状況をチェックする)を認めた。
これに対しフィラデルフィア市は即日控訴した。
トランプ大統領「カウントを止めろ!」
5日、トランプ大統領は期日前投票などの集計作業が続いていることに抗議、「カウントを止めろ!」「選挙日以降に集計された投票はカウントされない」とツイートした。
ツイッター社は誤解を招く可能性があるとして、2番目のツイートに注意喚起ラベルをプレゼントした。
STOP THE COUNT!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 5, 2020
ANY VOTE THAT CAME IN AFTER ELECTION DAY WILL NOT BE COUNTED!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 5, 2020
トランプ大統領に開票・集計プロセスを止める権限はない。しかし、チームトランプはジョージア州、ペンシルベニア州、ミシガン州で集計を停止するための訴訟を起こしている。
一方、バイデン氏はこの少し前に「全ての票を数えなければならない」とツイートした。
Every vote must be counted. pic.twitter.com/kWLGRfeePK
— Joe Biden (@JoeBiden) November 5, 2020
ミシガンの州務長官「トランプ訴訟は無益で軽薄」
ミシガン州のジョスリン・ベンソン州務長官はABCニュースのインタビューの中で、「集計を一時的に停止させることを目的としたチームトランプの訴訟は無益で軽薄」と述べた。
ジョスリン・ベンソン州務長官:
「これは選挙プロセスに疑いの種をまく試みである。メリットのない、軽薄な訴訟だと思う。ミシガンの手続きは法律に準拠している」
州務長官によると、結果は間もなく発表される予定だという。
ミシガン州の開票率は99%。現在、バイデン氏がリードを保っている。
州務長官は「これから発表する結果はトランプ訴訟の影響はあるものの、ほぼ完全な状態、合計に大きな変化はないと思う」と述べた。
ミシガン州(2020年11月6日5:50)
・トランプ2,639,035票
・バイデン2,788,425票
ジョージア州、激戦(選挙人:16人)
11月5日午前7時、ジョージア州の票差がさらに縮まった
トランプ大統領のリードは約13,000票。フルトン郡では約7,500票の未集計票が残っている。なお、州全体の未処理数は不明。
同州の結果も戦いに大きな影響を与える。
ジョージア州(2020年11月6日5:40)
・トランプ2,438,206票
・バイデン2,425,438票
ポートランドとニューヨークで暴動、20人以上が逮捕される
4日深夜、選挙に対する抗議行動が全国各地で激しくなった。
オレゴン州ポートアイランド当局は暴動を宣言、現地に州兵を派遣した。マルトノマ郡保安官事務所によると、少なくとも8人が逮捕されたという。
ニューヨーク市では、グリニッチビレッジの警察と抗議者が衝突。NYPDは20人以上を逮捕したと発表した。
NYPDのツイート:
「言論の自由の重要性を高く評価している。私たちの最優先事項は安全を守ることだ」
「マンハッタンの平和的な抗議行動を暴力で乗っ取ろうとした20人以上を逮捕した」
11月3日~4日
ペンシルべニアとミシガンのトランプ訴訟
トランプ大統領の法務チームは、「ペンシルベニア州とミシガン州の開票停止を求める訴訟」を発表した。
エリック・トランプ氏は記者会見で、「彼らは私たちの世論調査員をのけ者にし、投票結果をごまかした」と述べた。
この訴訟が現在の集計作業に影響を与えることはない。
シンクタンク、ブレナン司法センターの投票権と選挙プログラムのディレクターを務めるマーナ・ペレス氏は訴訟について、「郵便投票集計から目をそらさせるためのもの。迷惑」と語った。
マーナ・ペレス氏:
「裁判所がこれを真剣に受け止める可能性は低い」
チームバイデンは訴訟について、「哀れな実りのない試み」と非難した。
バイデン氏「私の勝利ではない。アメリカにとっての勝利になるだろう」
4日午後、バイデン氏は記者会見の中で、「私たちが270の選挙人に達することは明らかだ」と明言。アメリカを団結させることが最も重要だと強調した。
ジョー・バイデン氏:
「今、勝ったと宣言するわけではない。しかし、私たちは勝者になると信じている」
「重要なことは、アメリカ人の大多数が投票し、勝ったということだ。私たちは300万票以上リードを保っている。この差はさらに開くだろう」
「進歩を遂げるためには、ライバル政党の有権者を敵として扱ってはいけない」
「国民は沈黙しない。国民はいじめられない。国民は降伏しない。私たちは勝利を収めると確信している。しかし、これは私の勝利ではない。アメリカにとっての勝利になるだろう」
ミシガン州の司法長官がチームトランプの訴訟攻撃に対応
ミシガン州の司法長官事務所は、チームトランプの訴訟攻撃(郵便投票の集計停止)について、「まだ正式に通知されていないが、集計プロセスは透明である」と声明を発表した。
ダナ・ネッセル司法長官のスポークスマン、ライアン・ジャービ氏は声明の中で、「ミシガンの選挙は一般市民と政党に情報を提供し、全ての投票が公正かつ正確にカウントされるよう、強力なチェックとバランスシステムを使用してきた」と述べた。
ミシガン州の司法長官事務所の声明:
「ミシガン州は全ての有権者の権利を常に保護し続ける」
ウィスコンシンはバイデン優勢
ABCニュースによると、ウィスコンシン州はバイデン氏が0.5%ほど優勢を保ち、そのまま逃げ切る可能性が高いとのこと。
トランプツイートが注意喚起ラベルを受賞
ツイッター社がトランプ大統領のツイートに注意喚起ラベルをプレゼントした。
トランプ大統領はツイートの中で「自分の投票が奪われた」と根拠のない主張を繰り返している。
ドナルド・トランプ大統領:
「昨夜、多くの主要な州の開票所は民主党によって運営されていた」
「民主党員は私の投票用紙を廃棄し、魔法のように消えた。奇妙だ、世論調査員による調査は歴史的に間違っていた」
さらに、「郵便投票を数えるたびに、民主党の割合が増える。彼らが票を操作していることは明らかだ」とフォローアップした。
反抗的なトランプ大統領は、選挙期間中しつこく郵便投票を攻撃してきた。
非常に安全な期日前投票と郵便投票は、民主党を後押しすると以前から予想されていた。
Last night I was leading, often solidly, in many key States, in almost all instances Democrat run & controlled. Then, one by one, they started to magically disappear as surprise ballot dumps were counted. VERY STRANGE, and the “pollsters” got it completely & historically wrong!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020
ミッチ・マコーネル上院院内総務「大統領は大騒ぎしすぎた」
4日午後、ミッチ・マコーネル上院院内総務は、「トランプ大統領は大騒ぎしすぎたと考えている」と語った。
ミッチ・マコーネル上院院内総務:
「誰もが彼の発言を書き留めていた。彼はこの2カ月間、毎日外に出て色んなことを言った。彼は集会をクリフハンガーに変えた」
「上院と大統領のレースは今後数日で結論に到達するだろう。しかし、両者が弁護士を置くことになっても、ショックを受けるべきではない」
記者からトランプ大統領が誤って勝利宣言したことについて尋ねられると、「勝ったと主張することは珍しくない。しかし、それと郵便投票却下発言は異なる・・・」
マコーネル上院院内総務は新コロナ救済法案のタイムラインを変更し、「上院は年末までにパッケージを実施する必要があると考える」と述べた。
・ナンシー・ペロシ下院議長が新コロナ救済法案を却下する共和党上院と財務長官を非難
バイデン氏が大統領選最多得票記録を更新
バイデン氏の得票数が過去最高記録を更新した。
これまでの最多記録は、2008年バラク・オバマ前大統領の69,498,516票。
記録はさらに伸びるものと思われる。
ペンシルベニア司法長官「勝者を呼ぶには早すぎる」
ペンシルベニアのジョシュ・シャピロ司法長官は、選挙の結果に大きな影響を与える同州の勝敗を知るのは「まだ時期尚早だ」と述べた。
シャピロ司法長官はABCニュースの取材に対し、「郡は票の集計に全力で取り組んでいる」と答えた。
また、トランプ大統領が誤って勝利宣言し、「全国の郵便投票集計をストップさせる」「最高裁判所に駆け込む」と発言したことについて質問されると、「その目論見は機能しない」と述べた。
ジョシュ・シャピロ司法長官:
「大統領は票を数えない。数えるのは私たちの仕事である」
「集計には一切干渉させないつもりだ。最も大切なことは、法律に従って正確に集計することである」
ペンシルベニアは徹夜で集計、休む暇なし
4日午前3時30分、激戦州ペンシルベニアは徹夜で郵便投票を集計している。
Allegheny Countyは午前3時時点の期日前投票結果(151,022票)をアップロードした。これは今朝早くに受け取った340,000票の半分にも満たない。
当局は11月6日金曜までに届いた郵便投票を処理しつつ、一連の開票プロセスを終えなければならない。
3日の直接投票集計は4日中に完了する可能性もあるが、期日前投票のカウントに数日かかることは間違いない。
フィラデルフィアも徹夜で集計を続けており、4日午前9時まで結果は更新されない。
モンゴメリー郡も徹夜。4日午前まで結果は提供されない。
トランプ大統領が「誤って」勝利宣言する
4日早朝、バイデン氏の演説に触発された反抗的な社長のトランプ大統領がホワイトハウスの舞台に上がり、誤って勝利を宣言した。
全米各局が開票状況を注視する中、トランプ大統領は激戦州フロリダ、オハイオ、テキサスで優勢と伝えられている。しかし、開票は現在も続けられており、何百万票もの期日前投票がまだカウントされていない。
ドナルド・トランプ大統領:
「私たちは勝つだろう。そして私が知る限り、私たちは既に勝利を勝ち取った」
「郵便投票は詐欺であり、私はそれを支持しない。私たちは合衆国最高裁判所に行くつもりだ。私たちは全ての郵便投票をやめさせたい」
大統領に開票・集計を止める権利はなく、勝利と詐欺の主張に根拠はなかった。
州当局はメディアに対し、「州法に従って開票を行っており、時間がかかる」と繰り返ししつこく述べている。
ABCニュースは激戦州ペンシルベニア、ジョージア、ミシガン、ノースカロライナ、ウィスコンシンなどをまだ予測していない。
これらの激戦州は集計できていない数百万票の期日前投票を抱えており、結果が出るにはもう少し時間がかかる。
.@jonkarl on Pres. Trump's remarks at the White House: “He has no power to stop the counting of the votes, and the Supreme Court is not going to stop the counting of the votes. There is no basis in law for doing this.” https://t.co/DA8JdVxU42 #ElectionNight pic.twitter.com/XS0ROt3nHI
— ABC News Politics (@ABCPolitics) November 4, 2020
After Pres. Trump speaks, @GStephanopoulos says, "It's a matter fact right now that, at this hour at least, Joe Biden has 221 electoral votes to the 213 electoral votes of Donald Trump...and there are many states left to be called." https://t.co/DA8JdVxU42 #ElectionNight pic.twitter.com/y2YZkDrZ6V
— ABC News Politics (@ABCPolitics) November 4, 2020
ジョージア州の結果は一夜で確定せず
3日深夜、ジョージア州のジョーダン・フック州司法長官はABCニュースの取材に対し、「2つの郡の最終結果が遅れる」と述べた。
ダウィネット郡では、技術的な問題でカウントが遅れている。
アトランタを含むフルトン郡は、ステートファームアリーナでパイプが破裂し、開票処理プロセスに遅延が発生した。
バイデン氏の演説
4日午前、バイデン氏はデラウェア州ウィルミントンで最初の演説を行い、「気分がいい」と語った。
ジョー・バイデン氏:
「ウィスコンシンとミシガンを抑えた。ペンシルベニアでも勝てる」
「全ての票を数え終わるにはもっと時間がかかるだろう。集計作業は本当に大変だ。全ての票を数え終わるまで、結果は分からない」
「誰が大統領になるかを決めるのはアメリカ国民だ。私でもトランプでもない」
バイデン氏の演説を受け、トランプ大統領も「声明を発表する」とツイートした。
Joe Biden: "We're going to have to be patient until the hard work of tallying the votes is finished. And it ain't over until every vote is counted, every ballot is counted." https://t.co/GwwRl4EUb3 #ElectionNight pic.twitter.com/UxpqhSbEMY
— ABC News (@ABC) November 4, 2020
I will be making a statement tonight. A big WIN!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020
ペロシ下院議長「誇りに思う」、下院は民主党が維持
3日深夜、民主党のペロシ下院議長は議会選挙の結果について、「誇りに思う」と述べた。
民主党は米国下院の支配権を維持した。
ナンシー・ペロシ下院議長:
「今夜、比較的早い時間に記者会見できた。結果を誇りに思っている」
「このレースでの私たちの目的は、アフォーダブルケア法を保護し、ウイルスを砕き、その拡散を阻止することだった」
「私たちの勝利を助けたのはコロナの影響を受けた人々だった。私たちは皆のために勝たなければならない。私たちは結果を出すために進む」
NEW: Speaker of the House Nancy Pelosi attributes Democrats maintaining control of the House as a referendum on health care: “This was vote your health.” #ElectionNight https://t.co/OHL3puMk1W pic.twitter.com/d48Fgu7thW
— ABC News Politics (@ABCPolitics) November 4, 2020
ペンシルベニア州知事「開票はスムーズに進んでいる」
激戦州ペンシルベニアのトム・ウルフ州知事と司法長官のキャシー・ブックバー氏は開票作業について、「スムーズに進んでいる」と報告した。
同州は期日前投票を到着分から開票しており、州知事は結果確定まで「忍耐」を求めた。
トム・ウルフ州知事:
「以前から言っている通り、我慢してほしい」
「最も重要なことは、少し時間をかけてでも正確な結果を得ることだ」
両者は開票のタイムラインを公表しなかった。
州知事はペンシルベニア州のカウントが接戦の焦点になった場合の潜在的な不安について記者から尋ねられ、「いくつかの州の法執行機関と調整を行っており、問題が発生した場合も準備はできている」と答えた。
同州およびノースカロライナ州では、11月3日以降に届いた郵便投票を受け入れる(3日消印が条件)ことが決まっており、トランプ大統領は強く反発していた。
若い有権者の「直接投票数」は予想を下回る
全国的な出口調査の結果、18~29歳、30~44歳の直接投票数は、2016年とほぼ同じだという。
18~29歳の多くはバイデン氏を支持。30~44歳もバイデン氏。調査によると、2016年のヒラリー・クリントン氏とほぼ同じ結果が出たとのこと。
65歳以上の有権者も2016年とほぼ同数。
共和党のリンジー・グラハム上院議員が権力を維持
上院司法委員会の委員長兼、トランプ大統領の友達のひとり、共和党のリンギー・グラハム上院議員がサウスカロライナ州のレースを制した。
民主党の挑戦者、ハイメ・ハリソン氏は3日深夜に声明を発表、「希望する結果は得られなかったが、勇気と決意を示し、サウスカロライナに希望を取り戻した」と演説した。
We didn't get the result at the ballot box that we wanted, but we showed courage and determination. We brought hope back to South Carolina. From the bottom of my heart, thank you. https://t.co/PuiNv8e2xb
— Jaime Harrison (@harrisonjaime) November 4, 2020