◎スペインではこの数週間、インフルやコロナなどの呼吸器系疾患の患者が急増。一部の病院は患者の受け入れを停止している。
スペイン政府は9日、呼吸器系疾患の患者が急増していることを受け、10日から病院におけるマスク着用義務を再開すると発表した。
17の自治州は義務化に反対している。
保健省の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「病院、医療センター、保健所などに入るときはマスクを着け、出る時は外しても構わない」と書き込んだ。
スペインではこの数週間、インフルやコロナなどの呼吸器系疾患の患者が急増。一部の病院は患者の受け入れを停止している。
自治州の保健当局は義務化ではなく推奨すべきと主張している。
地方の公共医療機関は自治体が運営しているが、中央政府は必要と判断すれば介入することができる。
すでに6つの自治州でこの措置が導入され、病院だけでなく街頭や公共交通機関でもマスクを着用する人が増えた。
中央政府は昨年7月、コロナの感染拡大による健康危機の終息を宣言し、病院および薬局におけるマスク着用義務を廃止した。