◎2月26日のコロナウイルス新規陽性は166,209件、死亡者は過去最多を大きく更新する112人。
2022年2月26日/韓国、ソウルの仮設試験場(Ryu Hyung-seok/Yonhap/AP通信)

韓国の保健当局によると、2月26日のコロナウイルス新規陽性は166,209件、死亡者は過去最多を大きく更新する112人だった。直近1週間の平均陽性は14万件を超えている。

韓国政府はオミクロン株の感染拡大が始まった直後に対策を強化したものの、陽性者の水準は1月中旬の35倍以上に増加した。

オミクロン株の重症化リスクは昨年大流行したデルタ株より低いと考えられているが、陽性者が爆発的に増加することで医療機関に圧力がかかり、入院患者と死亡者が増え始めている。

またコロナ患者の急増は他の基礎疾患を持つ人や高齢者の入院・治療に影響を与えており、多くの医療専門家が制限の緩和に懸念を表明している。

韓国疾病予防管理庁によると、コロナに感染し入院している全国の重症患者は26日時点で640人を超え、2月中旬の倍以上に増加したという。集中治療室の使用率は44%。

金 富謙(キム ブギョム)首相は25日の記者会見で、「オミクロン株の感染拡大は3月中旬にピークに達すると予想しており、新規陽性は25万件を超えるかもしれない」と警告した。

保健当局は3月9日の大統領選挙に向けた政治集会で感染がさらに拡大する可能性があると警戒している。

韓国のワクチン接種率は西側諸国の中で最も高く、2回接種を終えた人は人口の86%、約60%が3回目接種を受けている。

政府はすでに4回目接種をスタートさせており、23日には子供用ファイザーワクチンを承認した。当局はその年齢層への接種計画を3月初めに発表する予定である。

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