◎現在、海外から入国した人は指定されたホテルに7日間とどまり、陰性を証明する必要がある。
香港政府は8日、海外から入国する外国人および自国民に対するコロナ制限を一部緩和すると発表した。
李家超(ジョン・リー)行政長官は記者会見で、「香港に到着した個人は指定されたホテルに3日間待機し、その後さらに4日間、自宅やホテルで医療監視を受けることになる」と説明した。
現在、海外から入国した人は指定されたホテルに7日間とどまり、陰性を証明する必要がある。
政府報道官によると、医療監視期間中の外出は可能だが、公共施設や娯楽施設など、ワクチンパスの提示を求められる場所には立ち入れない。
また老人ホーム、障がい者施設、コロナ患者を受け入れていない医療機関への立ち入りも禁じられる。食料品店やコンビニは利用可能だ。
リー氏は「濃厚接触者の追跡とPCR検査でコロナ防疫を維持する」と強調した。
ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、香港の直近1週間の新規陽性は約4500人、死者は10人以下。ワクチンを2回接種した人は人口の87%を超えた。
香港では今年初めにオミクロン株が急速に広がり、医療崩壊寸前の状態となったが、中国の医療支援を受け、何とか危機を脱した。
世界がコロナとの共存を模索する中、香港は中国の方針に基づいて厳しい規則に固執し、経済に大きな負担をかけている。