トルドー首相は「命を救う措置」と強調
17日、カナダのトルドー首相は、市民、永住者を除く人々の入国を禁止すると発表した。なお、米国市民は含まれない。
さらにトルドー首相は、カナダへのフライト/入国を確実に防止するため、航空会社においては今回の措置を「義務付ける」と説明。G7各国に新しい規則を通知した。
国際便を受け入れている4空港(モントリオール、トロント、カルガリー、バンクーバー)で、18日以降のフライト計画見直しが行われる。
トルドー首相は、「全国民の命と安全、生活を守るための措置、コロナウイルスの拡散を防がなければならない」と述べた。
カナダ国内では、10州全てでコロナウイルス感染者が確認。16日時点の感染者数は324人、4人が死亡した。また、トルドー首相の妻、ソフィー氏もコロナウイルスに感染していることが判明、現在隔離状態にある。
カナダ当局は、今回の入国禁止措置に伴い、海外で活動するカナダ人の帰国サポート、支援を行うと発表。可能な限りの支援を約束するとトルドー首相も述べた。また、米国人の入国を拒否しないことに関しては、「貿易、仕事、取引、あらゆる分野で密接な関係を構築しており、他国とは別のカテゴリーにあると判断した」とのこと。
州単位でのコロナウイルス対策も進められている。ノースウェスト州など、多くの州が一時的公立学校を閉鎖した。39人の感染者を出しているケベック州では、映画館、飲食店、アリーナ、バー、ジムなどの施設に閉鎖命令を出している。
今回の措置は、MLBトロントブルージェイズにも大きな影響を与えることになりそうだ。MLBは開幕の無期限延期を決定、コロナショックはアメリカスポーツ界だけでなく、カナダスポーツ界にも拡散した。
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— The Beaverton (@TheBeaverton) March 16, 2020
Who’s barred from entering Canada? Why not Americans? We answer your questions about Ottawa’s plan to fight coronavirus https://t.co/oxst67pArK
— The Star Edmonton (@thestaredmonton) March 16, 2020