◎海南省三亜市は「中国のハワイ」と呼ばれる人気観光地で、毎年この時期にはなると多くのサーファーや家族連れで賑わう。
2022年7月30日/中国、海南省三亜市のビーチリゾート(CCTV)

中国の国営メディアは7日、南部海南省三亜市(さんあし)でコロナウイルスの新規陽性者が確認され、ビーチリゾートが閉鎖を余儀なくされたと報じた。

新華社通信によると、当局は市全域を封鎖し、8万人以上の観光客も移動を厳しく制限されたという。

保健当局は市内の6日の新規陽性者を263人と報告している。当局は航空便と鉄道を停止した。報道によると、市外に続く道路には検問所が設置されたという。

市内の住民および観光客は7日間で5回PCR検査を受け、5回とも陰性であれば市外への移動を許可される。

中国は世界で最も厳しい「ゼロコロナ政策」を維持し、感染者が確認された地域の封鎖・追跡・PCR検査を徹底している。

ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、中国のコロナ死者数は欧米の先進国に比べると圧倒的に少ない。

海南省三亜市は「中国のハワイ」と呼ばれる人気観光地で、毎年この時期にはなると多くのサーファーや家族連れで賑わう。

AFP通信によると、市内の食料品店や薬局は営業を継続しているが、娯楽施設はすべて閉鎖されたという。ビーチも当然利用できない。

当局は市内のホテルに規制が解除されるまで宿泊代を半額にするよう命じたと伝えられている。

コロナを最初に検出した武漢市は先月、無症状患者4人が確認されたことを受け、市内の住民約100万人に外出を控えるよう命じた。

上海市の厳しいロックダウンは6月に解除されている。

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