◎共産党指導部はコロナを打ち負かすために課した最後の制限を撤廃し、低迷する経済の立て直しを図ろうとしている。
中国共産党は14日、国境を解き放ち、外国人観光客へのビザ発給を再開すると発表した。
共産党は先月、「コロナは決定的な敗北を喫した」と宣言した。「我が国はコロナウイルスに圧勝したのです...」
外務省によると、外国人向けのビザ申請は15日から再開される予定。
海南島と上海では国際クルーズ船のビザなし入国も再開される予定だ。
香港とマカオのツアー客向けのビザ免除も復活するぞ。
さらに、2020年3月末の鎖国前に発行された有効なビザは15日以降、利用可能となる。
共産党指導部はコロナを打ち負かすために課した最後の制限を撤廃し、低迷する経済の立て直しを図ろうとしている。
パンデミック以前は毎年数千万人の外国人観光客が中国を訪れていた。この3年、観光業界は特に深刻な影響を受けていた。
中国のアナリストは門戸解放を歓迎し、外国人観光客の大幅な増加が期待できると予想している。
中国人観光客向けのツアー旅行を行える国もこれまで20カ国から60カ国に拡大される。
中国の昨年のGDP成長率は3%にとどまり、この半世紀の最低値を更新した。
指導部は今年の成長率を5%に設定している。李強(Li Qiang)新首相は今週、「5%達成は容易ではなく、さらなる努力が求められる」と強調した。