スーパーボウルを6回制したクォーターバックは、ニューイングランド・ペイトリオッツを去る
史上最強のクォーターバックとして名高いトム・ブレイディは、ニューイングランド・ペイトリオッツを去り、「タンパベイ・バッカニアーズ」と契約合意に至った。
42歳のブレイディ氏がペイトリオッツに所属した期間は20年。金曜日、彼はバッカニアーズで新たな戦いを始めると発表。バッカニアーズに対し「自分がやりたいことをする機会を与えてくれた。心から感謝する」と述べた。
ブレイディ氏は2019年シーズン後に初めてフリーエージェントとなり、今オフ最大の目玉と言われていた。16日からバッカニアーズと契約に関する話し合いを行っていたようだ。
2002年、2004年、2005年、2015年、2017年、2019年、ブレイディ氏は史上最多、スーパーボウルに9回出場し6回優勝した。さらにNFLの頂点を決めるアメリカン・フットボール・カンファレンス優勝決定戦で4回MVPに選ばれるなど、驚異的な記録を樹立、これらは全てNFL記録である。
バッカニアーズは45年のNFLの歴史において、1回しかスーパーボウルを制していない。ゼネラルマネジャーのジェイソン・リヒト氏は、「最強のクォーターバックがチャンピオンになりたい、という願望を持って入団する。ブレイディは組織全体に影響を与えるリーダーだ」と述べた。
バッカニアーズはブレイディを獲得したことで、今オフ最大の成果を上げたチームのひとつになった。なお、過去3シーズン中2シーズンでタッチダウン最多記録を達成したトッド・ガーリーは「アトランタ・ファルコンズ」と契約合意に至った。2020年もNFLから目が離せない。
Tom Brady has a new home. pic.twitter.com/oFiwRZWCvc
— CBS Sports (@CBSSports) March 20, 2020