13日、メジャーリーグベースボールのマイアミ・マーリンズは、アジア系アメリカ人女性のキム・ン氏をゼネラルマネージャーに任命したと発表した。
女性が北米4大プロスポーツリーグチームのゼネラルマネージャーを務めるのは史上初。
キム・ン氏は声明の中で次のように述べた。
「私はインターンとしてメジャーリーグに参加しました」
「ゼネラルマネージャーとしてマイアミ・マーリンズを率いることは、私のキャリアの中で最高の名誉です」
Making history by bringing a lifetime of excellence, Kim Ng steps to the helm as GM. #JuntosMiami pic.twitter.com/UrYESbjTHe
— Miami Marlins (@Marlins) November 13, 2020
キム・ン氏の経歴
・ホワイトソックス フロントオフィス(1990-1996年)
・アメリカンリーグ オフィス(1997年)
・NYヤンキース アシスタント・ゼネラルマネージャー(1998-2001年)
・LAドジャース VP兼アシスタント・ゼネラルマネージャー(2002-2011年)
・MLBコミッショナーオフィス上級副社長(2011-2020年)
キム・ン氏:
「私は南フロリダで素晴らしい才能を持つスタッフたちと前向き、協力的、創造的なチームを構築しています」
「この仕事に参入した時、女性がメジャーリーグのチームを率いる可能性は低かったようです。私は目標の追及に今も夢中です」
マイアミ・マーリンズはプレスリリースの中で、女性が北米4大プロスポーツリーグチームのゼネラルマネージャーを務めるのは初めてだと思われると述べた。
30年以上のキャリアを誇るキム・ン氏は、シカゴ・ホワイトソックス、NYヤンキース、LAドジャースなどで経験を積み、2011年からMLBコミッショナーオフィスで上級副社長を務めた。
キム・ン氏はMLB初の女性GMに就任すると長年噂されていた。
マーリンズのCEO、元NYヤンキースのデレク・ジーター氏は声明の中で、「キムがマーリンズに豊富な知識とチャンピオンシップレベルの経験をもたらすことを楽しみにしている」と述べた。
ジーターCEOとキム・ン氏は元チームメイト。NYヤンキースで一緒にプレーし、ワールドシリーズ3連覇(1998~2000年)を達成した。
キム・ン氏は、「今の目標はマイアミにチャンピオンリングをもたらすことです。謙虚に仕事をこなし、ファンに尊敬され、それに値する勝利の文化を構築し続けることを熱望しています」と述べた。