鹿児島県のおすすめ観光スポット2020年最新版PART2を紹介する。なお、個人的な主観で選んでいることをご理解いただきたい。

 鹿児島県の東側「大隅半島」には大自然の恵み、そして種子島/奄美大島地方には日本でもトップクラスの美しい海を活かした観光スポットが複数存在する。今回は穴場と呼ばれる観光地に焦点を置いてみようと思う。九州旅行を計画している方はぜひ参考にしてほしい。

目次

 1.霧島市
   ・霧島連山
   ・霧島民芸館
 2.伊佐市
   ・曽木の滝
   ・エドヒガン桜
 3.姶良市
   ・陶夢ランド
   ・蒲生の大楠
 4.姶良郡
   ・霧島アートの森
 5.鹿屋市
   ・高須海水浴場
   ・輝北天球館
 6.垂水市
   ・森の駅たるみず
   ・垂水千本イチョウ園
 7.曽於市
   ・溝ノ口岩穴
   ・道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
 8.志布志市
   ・農Lifeいちごの村
   ・ぽっぽマルシェ
 9.曽於郡
   ・潮干狩り
10.肝属郡
   ・奥花瀬ニジマス釣場
   ・雄川の滝
11.西之表市
   ・浦田海水浴場
12.熊毛郡
   ・種子島宇宙センター
13.奄美市
   ・奄美観光ハブセンター
   ・マリンビューワーせと
14.大島郡
   ・闘牛場
   ・大金久海岸

まとめ

スポンサーリンク

霧島市目次に戻る

自治体霧島市
Kirishima city
市庁舎所在地〒899-4394
鹿児島県霧島市国分中央3-45-1
総人口124,364人
代表的な名産/特産品薩摩錫器
明るい農村(焼酎)

黒酢
平成31年度当初予算979億円

 『霧島市』は鹿児島県の中央部に位置する。空の玄関口「鹿児島空港」と九州自動車道が市街地を通過しており、周辺には様々な企業が進出、街は大きく発展した。なお、同市は平成の大合併により1市6町が合併し誕生、観光地として有名だった霧島町の名が採用されることになった。

 霧島市の北部、宮崎県との県境付近には複数の活火山、カルデラなどを有する霧島連山/霧島ジオパークがあり、毎年多くの登山客と観光客を迎え入れている。また、活火山の影響であちこちから温泉が湧き出しており、「霧島神宮温泉郷」「霧島温泉郷」などの大温泉街を市内各地に形成している。

 市最大の繁華街は「日置本線 国分(こくぶ)駅」周辺、飲食店や企業などが密集しており、鹿児島空港からも近い。なお、霧島市以西は鉄道が敷設されておらず、移動する際は車が必須。バスの運行本数は限られており、旅行/観光には不便と言わざるを得ない。飛行機や新幹線を利用して鹿児島県を訪れた方は、レンタカーを予約しておこう。

霧島市のレンタカー店

霧島連山

 『霧島連山』は九州を代表する火山帯のひとつ、新燃岳(しんもえだけ)」の噴火は全国ニュースでも報道された。登山が目的であれば、最高峰の「韓国岳(からくにだけ)」などに登っても良いが、観光目当てであれば、ここで紹介する「高千穂河原ビジターセンター」をおすすめしたい。

 同施設では霧島連山および周辺の自然と景色、美しい花々などを楽しめる。なお、訪れる際は車/レンタカーを用意し、歩きやすい靴(登山用の装備は不要)を履いておこう。春には「」「ミツバつつじ」「ミヤマキリシマ」などが咲き乱れ、山はピンク色に染まる。夏は新緑と高所ならではの涼、秋は紅葉、冬には雪化粧した山々の美しい景色を楽しめる。

 高千穂河原ビジターセンター(霧島連山)を旅行/観光行程に組み込む場合は、近場の「霧島温泉郷」などで宿を予約しよう。同施設以外にもおすすめ観光スポットは複数あり、ゆったり散策を楽しむのも良い。また、霧島連山を南に下ると宮崎県に入る。国道223号線以南には飲食店等も多く、「高千穂牧場」で搾りたてのミルク、大人気の濃厚ソフトクリームを食べるのもアリだ

まとめ
霧島連山とその周辺は軽装でも楽しめる。四季によって異なる山の風景は一見の価値あり

高千穂河原ビジターセンターを訪れる際は、歩きやすい靴を準備すること

観光スポット霧島連山
(きりしまれんざん)
所在地【高千穂河原ビジターセンター】
〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2583-12
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→高千穂河原ビジターセンター
②鹿児島空港→高千穂河原ビジターセンター
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、鹿児島空港ICで出る(約30分)

国道504号線、県道60号線、県道480号線を経由、目的地まで進む(約45分)

到着
②アクセス国道504号線、県道60号線、県道480号線を経由、霧島田口まで進む(約50分)

到着

外部サイトへのリンク
高千穂河原ビジターセンター 公式ホームページ

画像はイメージです

霧島民芸館

 鹿児島県を代表する偉人「西郷 隆盛」を取り扱った施設は、同県内外に数えきれないほどある。ここで紹介する『霧島民芸館』はそのうちのひとつ、歴史好きにはたまらない貴重な文献などが展示されている。施設の位置は国道223号線沿い、少し分かりにくい場所ではあるが、霧島市内を観光する途中で立ち寄ることをおすすめしたい。

 霧島民芸館に入ると、西郷さんの胸像に目が留まるはず。歴史的に価値の高い像であることはもちろんだが、鹿児島県民でも存在を知らなかったという人が多く、「幻の胸像」と呼ばれているのだ。鹿児島市中心部および東京上野駅の西郷隆盛銅像は誰でも知っている/見たことがあるだろう。同施設の胸像と写真を撮れば、インスタ映えすること間違いなしである

 同施設には西郷さん関連の文献等だけでなく、希少価値の高い江戸時代の陶器や民芸品なども展示されている。子供は少し退屈するかもしれないが、希少な品々を鑑賞すれば、歴史の素晴らしさや偉大さを理解してくれるだろう。なお、霧島民芸館で見学/鑑賞時間は1時間ほどあれば十分。観光や散策の箸休め的な感覚で訪れると良い。

 最後に、霧島民芸館の鑑賞を終えた後は、名前のよく似た施設「霧島民芸村」へも立ち寄ってみよう。同施設は、人気観光スポット「霧島神宮」の横に併設されている。陶芸体験などのイベントも行っており、家族連れだけでなくカップルにもおすすめしたい。

まとめ
霧島民芸館は、鹿児島県の偉人西郷隆盛に関連する貴重な文献等を展示している
見学/鑑賞時間は約1時間、観光や散策の箸休め的な感覚で訪れてほしい

観光スポット霧島民芸館
(きりしまみんげいかん)
所在地〒899-6603
鹿児島県霧島市牧園町高千穂3253-63
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→霧島民芸館
②鹿児島空港→霧島民芸館
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、鹿児島空港ICで出る(約30分)

国道223号線を目的地まで進む(約26分)

到着
②アクセス国道2号線、国道504号線、県道56号線、国号223号線を経由、目的地まで進む(約27分)

到着

外部サイトへのリンク
霧島市観光協会 公式ホームページ

画像はイメージです

伊佐市目次に戻る

自治体伊佐市
isa city
市庁舎所在地〒895-2511
鹿児島県伊佐市大口里1888
総人口24,758人
代表的な名産/特産品伊佐の黒豚
伊佐米
黒伊佐錦(焼酎)
平成31年度当初予算248億円

 鹿児島県の北部に位置する『伊佐市』は、夏は暑く冬は寒い地域として知られる。周囲を険しい山に囲まれた盆地であり、12月以降の寒さは鹿児島県内でも随一、さらに降水量も多い。しかし、厳しい気候条件を逆手に取り、鮮度の高い「伊佐米」の生産とブランド構築に成功、同市の産業を支える特産品になった。

 伊佐市の名を全国規模にした「菱刈(ひしかり)鉱山」は、日本最大の金鉱山である。これまでに掘り出された金は約250t、時価総額は1兆円超。国内シェアの9割以上を独占しており、近年においてはさらに巨大な金鉱脈も発見、「日本のフォート・ノックス」の異名を持つ。

 同市を訪れる際は車が欠かせない。市内に鉄道はなく、鹿児島市中心部からも距離があるため、バスの利用もおすすめできない。ただし、道路網はしっかり整備されているため、「九州自動車道」もしくは「南九州自動車道」を利用すれば、市内への乗り入れは問題ない。

鹿児島市のレンタカー店

曽木の滝

 「川内川」は熊本県南部、宮崎県、鹿児島県を流れる一級河川、伊佐市内も横断しており、様々な観光スポットを提供してくれる。流域面積は広いが、山間部に近いほど水は澄んで美しく、伊佐市横断箇所もアユ釣りシーズンになると多くの観光/釣り客で賑わう

 伊佐市中央部付近に位置する『曽木の滝』は「東洋のナイアガラ」と呼ばれる人気観光スポットだ。幅210m×高さ12m」の巨大な滝からは強烈なマイナスイオンが放出されており、観光客の身体と心を癒してくれるという。また、駐車場から数分歩けば到着できるため、足腰の悪いお年寄りにもおすすめである。

 曽木の滝周辺は「公園」として整備されており、縁結びの神様がまつられている神社や飲食店などが各所に設けられている。園内散策は車/徒歩でも可能、体調に問題のない方はレストラン「滝のや」に立ち寄り、自転車をレンタルしよう。園内の自転車/歩行者専用遊歩道は綺麗に整備され、子供連れでも走りやすい。なお、レンタサイクルであれば園内全域を1時間ほどで回ることができる

 同施設を訪れる際は車/レンタカーを用意しよう。鹿児島中央駅から約70分、鹿児島空港からも約50分ほどかかり、決してアクセスの良い地域ではないが、観光客は年間を通して非常に多い。おすすめの時期は春から秋にかけて、レンタサイクルで川内川のほとりを走れば、伊佐市のことが大好きになるはずだ。

まとめ
曽木の滝は伊佐市屈指の観光スポット。東洋のナイアガラからはマイナスイオンが大量に放出されている
園内の施設は充実しており、レンタサイクルでゆったり散策することをおすすめしたい

観光スポット曽木の滝
(そぎのたき)
所在地〒895-2526
鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→曽木の滝
②鹿児島空港→曽木の滝
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

県道50号線、九州自動車道を経由、横河ICで出る(約40分)

国道53号線、黄金ロードを経由、目的地まで進む(約28分)

到着
②アクセス九州自動車道、県道53号線、黄金ロードを経由、目的地まで進む(約45分)

到着

外部サイトへのリンク
曽木の滝 公式ホームページ

エドヒガン桜

 「奥十曽(おくじっそ)渓谷」は、伊佐市の中でもマニアックな観光スポットに分類される。鹿児島市内から車で約2時間、鹿児島空港からでも約1.5時間かかり、利便性が良い地域/観光スポットではない。しかし、遠くまで来て良かったと思わせる圧倒的な自然と景色は、見る者の心を癒し感動させる。

 ここで紹介する『エドヒガン桜』を訪れる際は、宿を確保し、午前中もしくは午後14時頃までには目的地付近に到達してほしい。麓の「十曽観光旅館」付近から車で30分ほど走った山奥に専用駐車場があり、陽が沈むと非常に危険なためだ。また、専用駐車場から200mほど登山道(木製階段・整備済・直線)を登るため、体力に自信のない方は避けた方が良い。

 目的地に咲くエドヒガン桜は、樹高約28m、胸高直径約10m、根回り約21m、推定樹齢600年の巨木、見頃は3月中旬から下旬頃までと短い。しかし、桜が咲いていない時期にも観光客は一定数いるというから驚きである。映画の世界を思わせる原生林には、人を惹きつける不思議な力があるのかもしれない。最深部は緑とコケに覆われ、屋久島の「縄文杉」エリアを彷彿とさせる。

 先に述べた通り、同地域を訪れる際は事前に宿の手配を済ませておこう。南に10kmほど離れた伊佐市の繁華街にはホテルや旅館などが複数ある。準備をしっかり整え、美しいエドヒガン桜を楽しんでほしい。

まとめ
奥十曽のエドヒガン桜は、日本最大級の巨大/巨木桜である
渓谷の奥深くにあり、200mほど登山道を登らねばならない。時間と体調に余裕をもって行動すること

観光スポットエドヒガン桜
(えどひがんさくら)
所在地〒895-2631
鹿児島県伊佐市大口小木原
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→エドヒガン桜
②鹿児島空港→エドヒガン桜
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、栗野ICで出る(約44分)

国道268号線を目的地まで進む(約1時間3分)

到着
②アクセス九州自動車道、国道268号線を経由、目的地まで進む(約1時間24分)

到着

外部サイトへのリンク
九観どっとねっと 公式ホームページ

姶良市目次に戻る

自治体姶良市
Aira city
市庁舎所在地〒899-5432
鹿児島県姶良市宮島町25
総人口76,411人
代表的な名産/特産品びわ茶
竹ものさし
加治木饅頭
平成31年度当初予算824億円

 『姶良(あいら)市』は旧姶良町、加治木町、蒲生町の3町が合併し誕生した。「びわ茶」や「竹ものさし」などの名産/特産品が有名で、近年は「アゴ肉(豚)」を使った料理も人気を集めている。また、市内南端、錦江湾沿いを「日豊本線」が通過しており、周辺は繁華街兼住宅街を形成しつつある

 姶良市の人口は約7.8万人。霧島市(約12万人)に比べると少ないものの、近年開発が一気に進んでおり、将来人口が逆転する可能性もあるという。もともと鹿児島市からも近く、姶良市中心部は順調に発展していたが、新たに出店した大型複合商業施設(イオンモールなど)の影響で開発はさらに加速、目覚ましい成長を遂げている。

 同市を訪れる手段は、車/レンタカーもしくは鉄道、どちらでも構わない。ただし、市の外れにある観光スポットへの旅行を計画している場合は、車を準備した方が良いだろう。なお、鹿児島中央駅発、姶良市内のおすすめ観光スポットを周遊する「あいらびゅー号」という観光バスも運行されているので、興味のある方はチェックしよう。

姶良市のレンタカー店

陶夢ランド

 姶良市の南、「九州自動車道 加治木JCT」の北側にある「龍門(りゅうもん)滝」は「日本の滝百選」にも選ばれる人気観光スポットのひとつ。同地域一帯は「龍門エリア」と呼ばれ、飲食店、商業施設、老人ホーム、学校にも龍門の名が使われている。

 龍門陶芸・健康の里『陶夢(とむ)ランド』は、読んで字の如く陶芸を全面に押し出した観光施設である。龍門滝やNHK大河ドラマ「西郷どん」のロケ地になった「龍門司坂(たつもんじざか)」ほどの知名度はないものの、陶芸に興味のない子供向けのアクティビティも用意されており、家族連れやカップル、老夫婦でも十二分に楽しむことができるだろう

 陶夢ランド内には「陶芸体験館」「屋内競技場」「多目的広場(芝)」などが整備されている。陶芸は「電動ロクロ」と「手作り」の2コース、少し割高だが前者をおすすめしたい。なお、その後の工程(乾燥や本焼きなど)が終了するまでに1カ月ほどかかるため、自分で作った陶器を欲しい方は、管理運営者に郵送(着払い)してもらう必要がある

 陶芸は日本中で体験できる、すなわち、鹿児島県まで来て行うものではないと考える方が大半のはず。陶夢ランドにおいても、あくまで旅行のつなぎ、箸休めとして利用すれば良いと思う。龍門エリア周辺には、他にも様々な観光スポットがある。可能な限り様々な施設を回り、姶良市の良さを体感してほしい。

まとめ
陶夢ランドは旅行のメインではなく、箸休め的存在として利用すべし
龍門エリアには様々な観光スポットあり。高速道路および繁華街からも近く利便性◎

観光スポット陶夢ランド
(とむらんど)
所在地〒899-5203
鹿児島県姶良市加治木町小山田1583-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→陶夢ランド
②鹿児島空港→陶夢ランド
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、加治木ICで出る(約26分)

県道558号線を目的地まで進む(約5分)

到着
②アクセス国道504号線、県道56号線、県道55号線を経由、目的地まで進む(約14分)

到着

外部サイトへのリンク
陶夢ランド 公式ホームページ

蒲生の大

 姶良市を訪れた際は、ぜひ『蒲生の大楠』に立ち寄ってほしい。昭和27年、国の「特別天然記念物」に認定された巨木の根回り長はなんと「33.5m(直径10m超)」、常軌を逸した超極太サイズの大楠は、日本最大の樹木に認定されている。なお、樹高は約30mほどあり、遠くからでも一目で位置を確認できる。

 蒲生の大楠は「蒲生八幡神社」の境内に根付いている。蒲生町の目印兼守り神の樹齢は推定1500年、姶良市の移り変わりを「古墳時代」からずっと見てきた正真正銘の最長老であり、存在感はまさに別格、拝まずにはいられないはずだ。なお、奈良時代の貴族が同地にクスの杖を突き刺し、それが蒲生の大楠に成長し現在に至る、という伝説も伝えられている。

 鳥居を通過する際は、神さまと蒲生の大楠さまに一礼し、入場しよう。蒲生八幡神社の境内からは不思議なパワーが放たれており、スピリチュアルスポットとして県内外から観光客がひっきりなしに訪れるという。蒲生の大楠だけでなく、その他の樹木も非常に立派、足元や岩に生えているコケすらありがたく思えてしまうから面白い。

 蒲生の大楠は1500年(推定)もの長きにわたって姶良市を見守り続け、今では観光客を招き寄せる役目までも担っている。最後に、蒲生町を訪れる際は車/レンタカーを利用しよう。利便性の良い地域ではないが、不思議なパワーに癒されたい方は要チェックである。

まとめ
蒲生の大楠は国の特別天然記念物。日本最大の樹木に認定されている
1500年もの長きにわたって姶良市を見守り続け、今では観光客を招き寄せる役目までも担っている

観光スポット蒲生の大楠
(かもうのおおくす)
所在地〒899-5302
鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2259-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→蒲生の大楠
②鹿児島空港→蒲生の大楠
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、姶良ICで出る(約19分)

県道57号線を目的地まで進む(約11分)

到着
②アクセス県道40号線を目的地まで進む(約31分)

到着

外部サイトへのリンク
姶良市観光協会 公式ホームページ

姶良郡目次に戻る

自治体姶良郡
Aira county
庁舎所在地〒899-6292
鹿児島県姶良郡湧水町木場222
総人口9,439人
代表的な名産/特産品ふくれ菓子
しいたけ
アーモンドラーメン
平成31年度当初予算101億円

 鹿児島県の北部、宮崎県との県境に位置する『姶良郡』。伊佐市と同じく、周囲を険しい山に囲まれた盆地であり、鹿児島県とは思えないほど寒い地域として知られている。なお、同郡に属する町は「湧水(ゆうすい)町」のみ。

 湧水町内には駅が4つあり、鉄道網は比較的充実している。ただし、運行本数は決して多くないため、旅行/観光を計画している方は、目的地と行程、時刻表をしっかりチェックしてほしい。また、肥薩線 栗野駅」周辺は近年宅地開発が進んでおり、飲食店や商業施設なども建設されている

 険しい山々に囲まれた湧水町は、自然の恵みを活かした観光地整備、観光客誘致を進めてきた。日本一の枕木階段(561段)を有す「栗野丘レクリエーション村展望台」では、錦江湾と桜島を一望できる。また、周囲に工作物(明かり)がない利点を活かし、星空の観測ポイントとしても人気を集めている

100円レンタカー栗野インター店

霧島アートの森

 霧島連山の南、標高700m付近にある美術館『霧島アートの森』。姶良郡湧水町の大自然を活かした立地に整備され、展示品も思考を凝らしている。なお、美術館ではあるものの、肩ひじ張って入館する必要は一切なく、子供でも十分楽しめる観光スポットとして県内外から観光客を誘致、人気を集めている

 展示ブースは「屋外エリア」と「屋内エリア」の2つ、入館料は大人320円、高大学生210円、小中学生150円、以下無料と、リーズナブルな価格に設定されている。また、現代アート兼アトラクションを兼ねている展示品も多く、ラフな格好でのんびり散策することをおすすめしたい。

 屋内エリアには、現代アートを地で行くものばかりが展示されている。「芸術とは何ぞや」と考えずにはいられない作品も多々あるが、それを理解できた時、真の芸術家になれるのかもしれない。なお、作品は石や鉄、プラスチックなどで作られている。さらに、カラフルな巨大ハイヒールや食虫植物を連想される巨大な花のアートなど、ひとつとして同じ雰囲気を持った作品はない

 霧島アートの森を訪れる際は、湧水町の繁華街「肥薩線 栗野駅」周辺から車/レンタカーを利用しよう。県道103号線(片側1車線)を15分ほど走れば目的地の駐車場に到着す。霧島の大自然と現代アートの融合に興味を持たれた方は、同美術館のホームページで展示品をチェックしよう。

まとめ
霧島アートの森は、子供でも楽しめる現代アート兼アトラクションを展示している
入館料は非常にリーズナブル。肩ひじ張らずに楽な気持ちで鑑賞しよう

観光スポット霧島アートの森
(きりしまあーとのもり)
所在地〒899-6201
鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→霧島アートの森
②鹿児島空港→霧島アートの森
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、栗野ICで出る(約44分)

目的地まで進む(約15分)

到着
②アクセス九州自動車道を進み、栗野ICで出る(約20分)

目的地まで進む(約15分)

到着

外部サイトへのリンク
霧島アートの森 公式ホームページ

この投稿をInstagramで見る

. 草間彌生さんと言えば… 数年前、まだ私がigを始めたかどうかぐらいの頃、 霧島アートの森に行きました💕 期待以上に可愛い可愛い作品で、 触ったり乗ったり出来たから、 より一層楽しくて今でも写真を見るとhappyになります😍 広大な土地には、他のアートもあってすごく素敵な所でした♪ 額縁のはトリックアートでも何でもなくて、必死で捕まってます😂 あ❗️この時スヌさんを連れて行かなかったので大後悔😭 なので1枚目はスヌさんを加工してみました😆😆😆 #スヌーピー #snoopy #霧島アートの森 #草間彌生

masacham(@masapesunu1222)がシェアした投稿 -

鹿屋市目次に戻る

自治体鹿屋市
Kanoya city
市庁舎所在地〒893-8501
鹿児島県鹿屋市共栄町20-1
総人口101,584人
代表的な名産/特産品黒豚
そば焼酎
椿油
平成31年度当初予算788億円

 大隅半島の中央部、桜島の東側に位置する『鹿屋(かのや)市』は、南国鹿児島らしい穏やかな気候に恵まれた地域である。畜産と農業が特に盛んで、鹿児島県の名産「黒豚」は同市の代名詞になった。また、2019年には「海上自衛隊鹿屋航空基地」でオスプレイの訓練(米軍合同)も実施され大きな話題を集めた。

 同市と鹿児島市中心部は錦江湾を隔てており、行き来する場合は「桜島フェリー」を利用、もしくは錦江湾沿いを大きく迂回しなければならない。そのため、鹿児島市とは異なる独自の成長戦略を策定し発展を遂げてきた。市内に鉄道網は全くないが、観光、畜産、農業に力を入れ、大きなコミュニティを形成してきたのだ

 鹿屋市への旅行を計画している方は、車/レンタカーを準備しよう。なお、大隅半島方面を訪れる際は、桜島の噴火状況にも気を配ってほしい。冬に噴火すると、灰は西(偏西風)に流される。大隅半島は毎年激しい降灰に悩まされており、運が悪いと「砂嵐」の中で観光する羽目になるだろう。しかし、他県の方にとってはまたとない経験かもしれない。砂嵐を体験したい方は、降灰予想地点に先回りしても良いだろう

鹿屋市のレンタカー店

高須海水浴場

 鹿屋市の西端は錦江湾に面しており、夏は海水浴、それ以外の季節も釣りやサーフィン客で賑わう。ここで紹介する『高須海水浴場』は鹿屋市を代表する海水浴場のひとつ、家族連れやマリンスポーツ目当ての観光客で毎年賑わっている。なお、海開き期間は7月1週目から8月末頃まで

 高須海水浴場を訪れる際は車/レンタカー必須、駐車場(20台)が小さく、繁忙期にはかなり混雑する。車を駐車できないことも多いため、混雑している時は同海水浴場の南にある「浜田海水浴場」の利用を推奨したい。県道68号線を車で2分ほど南下すれば到着する

 高須海水浴場と浜田海水浴場の砂浜はつながっている。1.5kmほど離れてはいるものの、遊泳客をお互い目視で確認し合える位置関係にあり、混雑具合でどちらを利用するか選べるため、利用者には好評だという。また、錦江湾を隔てた薩摩半島南端に位置する「薩摩富士(開聞岳)」の美しい稜線を眺めることもでき、景色目当てに訪れる市民も多い

 両海水浴場は、鹿屋市の中心市街地から車で15分ほどの好立地に位置しており、ホテル/旅館や飲食店に困ることはまずない。また、同市最大の商店街「新天街通り」からも近く、ご当地食材を扱う飲食店やおみやげ物屋も多い。なお、既に述べた通り、海開き以外の季節でも釣りやサーフィン目当ての観光客で賑わう。錦江湾の荒波に挑戦したい方は夏以外に訪れても良いだろう。

まとめ
高須海水浴場と浜田海水浴場の砂浜はつながっている。混雑状況をチェックし、利用場所を決めよう
両海水浴場から鹿屋市繁華街までは車で15分

観光スポット高須海水浴場
(たかすかいすいよくじょう)
所在地〒893-0054
鹿児島県鹿屋市高須町
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→高須海水浴場
②鹿児島空港→高須海水浴場
①アクセス中之平通りを本港新町まで進む(約18分)

桜島フェリーに乗る(約35分)

国道224号線、国道220号線、県道68号線を経由、目的地まで進む(約57分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、細山田ICで出る(約59分)

県道552号線、鹿屋バイパス、国道269号線を経由、目的地まで進む(約29分)

到着

外部サイトへのリンク
鹿児島県観光サイト 公式ホームページ

この投稿をInstagramで見る

高須海水浴場

まこっちゃん@kagoshima🇯🇵JAPAN(@chibitaka555)がシェアした投稿 -

輝北天球館

 鹿屋市の中心市街地から車まで40分ほどの位置にある「輝北(きほく)うわば公園」。高大(標高550m)という絶好のロケーションを活かし、『輝北天球館(天文台)』「アスレチック広場」「広大な遊歩道」「キャンプ場」などの施設を整備、毎年多くの観光客を受け入れている。

 同公園近くに住宅街はなく、夜になると周囲数キロの範囲が漆黒の闇に包まれる。車の通行量も少なく、空気も澄んでおり、天候が良ければ、この世のものとは思えない満点の星空を一望できるのだ。さらに、輝北天球館の大型望遠鏡を使えば、目視では決して見えない宇宙の深淵にたどり着けるだろう

 輝北天球館の開館/利用時間は以下の通り。訪れる際は開館時間をチェック、天候不良により閉館されることもあるため注意しよう
①水・木曜日(AM10:00~PM6:00)
金・土・日曜日および祝日(AM10:00~PM10:00)

 キャンプ場にはバンガローが9棟整備されており、約6,000円(一人当たり)で宿泊できる。BBQと美しい星空をセットで楽しめば、夏休みの素敵な思い出になるだろう。

 最後に、同公園近くには「輝北ウィンドファーム」という巨大風力発電施設がある。九州地区最大規模の巨大風車が16基稼働している様はまさに圧巻、一見の価値ありだ。鹿屋市の大自然と満点の星空を堪能したい方は、ぜひ輝北天球館とその周辺まで足を運んでほしい。

まとめ
輝北天球館は輝北うわば公園内にある。天候が良ければ、満点の星空を楽しめるだろう
鹿屋市中心市街地から車で約40分、周辺にホテルや飲食店はない。キャンプ場利用を推奨

観光スポット輝北天球館
(きほくてんきゅうかん)
所在地〒899-8511
鹿児島県鹿屋市輝北町市成1660-3 輝北うわば公園
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→輝北天球館
②鹿児島空港→輝北天球館
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、国分ICで出る(約36分)

国道504号線を目的地まで進む(約36分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道、国道10号線を経由、国道504号線まで進む(約37分)

国道504号線を目的地まで進む(約20分)

到着

外部サイトへのリンク
輝北うわば公園 公式ホームページ

垂水市目次に戻る

自治体垂水市
Tarumizu city
市庁舎所在地〒891-2192
鹿児島県垂水市上町114
総人口14,034人
代表的な名産/特産品森伊蔵(焼酎)
ポンカン
カンパチ
平成31年度当初予算114億円

 鹿屋市の西、錦江湾に面する『垂水市』は、市内の自然(海や山)を重要な観光資源と位置づけ、近年新たなアクティビティ開発に力を入れている。その代表が令和元年に華々しくオープンした「マリンパークたるみず」である。同施設は鹿児島県最大規模のマリンスポーツ施設、「バナナボート」「カヌー」「ウェイクボード」など、10種を超える様々なマリンアクティビティを楽しめる。

 垂水市は急速な過疎化に苦しめられており、鹿児島県の「」の中では一番人口が少ない。鹿児島市中心部から遠く鉄道も敷設されていないため、住宅開発や企業誘致は思うように進まなかった。しかし、近年観光産業に力を入れ始めたことで、過疎地域という印象を払拭しつつある

 同市の名産/特産品は「ポンカン」「カンパチ」など。焼酎ブームの火付け役、日本最高品質を誇る「森伊蔵(芋)」は垂水市から誕生した。なお、桜島の雄大な景色とマリンスポーツを同時に楽しめるのは同市だけである。

垂水市周辺のレンタカー店

森の駅たるみず

 垂水市の東部「高隈山地」を流れる本城川は、良質な水を供給し、水遊び場にも適している。当然のことながら、高所に移動するほど水は澄み、冷たさも増す。先に述べた「マリンパークたるみず」は海、ここで紹介する『森の駅たるみず』は川、両施設は垂水市の双璧を成す人気観光地である

 同森の駅は、全国のあちこちに整備された「道の駅」とは形態が異なる。トイレと休憩所、自動販売機等は設置されているが、メインはあくまで川と自然、本城川でのアクティビティに力を入れているのだ。なお、体験イベントを行っているエリアの水深は膝上程度。トレーナーの指示と監視の下で行われるため、安全面の心配は無用である

 「キャニオニング」は冷たい水の中をゆったり下っていくアクティビティ1m程度の岩場を進む「クライミング」や、ニジマス釣りなども楽しめるとあって、夏休みシーズンは大変混雑する。ただし、ここまで紹介した体験イベントは全て夏季限定、それ以外の季節であれば、美しい本城川の流れを目で見て楽しむだけにしよう。

 森の駅たるみず内にはコテージが8棟(キッチン・シャワー・炊事場あり)併設されており、一人当たり約3,000円で宿泊可能。周囲に飲食店はないため食料を準備しなければならないが、BBQを楽しむにはもってこいだ。最後に、同道の駅を訪れる際は車/レンタカー必須、垂水市の繁華街から15分ほどの位置にある

まとめ
森の駅たるみずは高隈山地の麓、清流本城川沿いにあり、川遊びやキャンプを楽しめる
川遊び体験イベントは夏季限定。大人から子供まで楽しめるため、夏休みシーズンは特に混雑する

観光スポット森の駅たるみず
(もりのえきたるみず)
所在地〒891-2111
鹿児島県垂水市新御堂1344-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→森の駅たるみず
②鹿児島空港→森の駅たるみず
①アクセス中之平通りを本港新町まで進む(約18分)

桜島フェリーに乗る(約35分)

国道224号線、県道71号線を経由、目的地まで進む(約41分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道、国道220号線を経由、県道71号線まで進む(約1時間4分)

県道71号線を目的地まで進む(約12分)

到着

外部サイトへのリンク
森の駅たるみず 公式ホームぺージ

垂水千本イチョウ園

 『垂水千本イチョウ園』は秋の行楽の代名詞「イチョウ狩り」を楽しめる観光スポットである。垂水市の中心市街地から車で10分、11月頃になると高峰山の麓が黄金色に色づき、遠くからでも一目で位置が分かるはずだ。なお、同園は地権者夫婦(私有地)が数十年もの歳月をかけて整備/開墾。夫婦の好意で一般開放されているため、ありがたく入園させてもらおう

 イチョウの見頃は11月下旬から12月上旬頃まで。ただし、鹿児島県では温暖な気候の影響で、多少ピークが長続きする傾向にある。園内に入ると、視界に入るもの全てが黄金色、地面を覆い尽くすイチョウは秋の終わりを感じさせる。遊歩道を歩けば、映画のワンシーン、主人公になったような気分を味わえるだろう。

 鹿児島県は年中を通して寒暖の差が小さい。そのため、秋の風物詩「紅葉」を楽しめる場所は限られているのだ。結果、秋の風情を楽しみたい県民や市民は、黄金色に輝くイチョウの元に集まり、同園は垂水市を代表する観光スポットになった。

 垂水千本イチョウ園は県道71号線、高峰山系の麓にある。なお、入園料は無料、イチョウのシーズン以外にも立ち入り可能で、自然散策やウォーキングにも適している。錦江湾と桜島を一望できるため、旅行/観光の箸休めとして利用しても良い。黄金色に輝くイチョウを楽しみたい方は、11月末頃に鹿児島県を訪れよう

まとめ
垂水千本イチョウ園は、地権者夫婦が数十年もの歳月をかけて整備、私有地を一般開放している
イチョウの葉は踏むとよく滑る。歩きやすい靴で入園しよう

観光スポット垂水千本イチョウ園
(たるみずせんぼんいちょうえん)
所在地〒891-2111
鹿児島県垂水市新御堂665
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→垂水千本イチョウ園
②鹿児島空港→垂水千本イチョウ園
①アクセス中之平通りを本港新町まで進む(約18分)

桜島フェリーに乗る(約35分)

国道224号線、県道71号線を経由、目的地まで進む(約36分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道、国道220号線を経由、県道71号線まで進む(約1時間4分)

県道71号線を目的地まで進む(約7分)

到着

外部サイトへのリンク
垂水市公式webサイト

曽於市目次に戻る

自治体曽於市
Soo city
市庁舎所在地〒899-8692
鹿児島県曽於市末吉町二之方1980
総人口33,559人
代表的な名産/特産品弥五郎すいか
やごろう豚
かぼちゃ
平成31年度当初予算364億円

 『曽於(そお)市』は旧末吉町、財部町、大隅町の3町が合併、2005年に誕生した。畜産と農業が盛んに行われており、実がギッシリ詰まった「弥五郎すいか」は食べ応え抜群、2Lサイズは毎年飛ぶように売れ、予約なしでの購入はほぼ不可能と言われている。

 同市は大隅半島の北、宮崎県(都城市)との県境に位置する。なお、繁華街/住宅街は北地域と南地域に分散しつつある。北地域を横断する「日豊本線」の沿線、駅周辺は近年開発が進んでおり、宮崎県内を走る「都城志布志道路(有料)」へのアクセスも良い

 南地域においても、国道269号線(宮崎ー鹿児島間)周辺に企業や飲食店などが進出、豊かな自然と繁華街の共存に成功した。最後に、同市を訪れた際はぜひ「やごろう豚」を食して欲しい。脂肪はジューシーで甘く、さっぱりとした後味はクセになること間違いなし、曽於市を代表するブランド豚として人気を集めている。通販でも取り扱っているので、興味のある方は参照願いたい。

鹿児島空港周辺のレンタカー店

溝ノ口岩穴

 畜産と農業を推進してきた曽於市は、大自然の恵みを活かしたスピリチュアル観光スポットのメッカとして知られる。ここで紹介する『溝ノ口岩穴(洞穴)』は、同市北部に連なる霧島山系の自然が生み出した天然の観光スポット、不思議なパワーを放出していると噂されている。

 溝ノ口岩穴は曽於市の北部、霧島山系の麓に位置し、訪れる際は車/レンタカーが必要である。曽於市の中心市街地から車で約40分、「日豊本線 財部駅」周辺からでも約20分ほどかかる。一本道を進むと、車を駐車できるスペースに到達、そこから歩いて50m程歩くと溝ノ口岩穴の入り口が見えてくる。

 岩穴の入り口付近には鳥居が設置されているため、一礼して中に入ろう。入り口の大きさは「横14.6m×縦6.4m」とかなり大きい。また、全長(深さ)は200mを超えており、今も湧水の影響で少しづつ深くなっているという。なお、奥に進むほど不気味さが増し、コウモリの姿も確認できる。光が見える範囲でとどまることをおすすめしたい。

 溝ノ口岩穴は、曽於市財部町の守り神として崇め奉られている。毎年4月には「溝ノ口岩穴祭り」が催され、地域の小中学生が神様への感謝のしるしに踊りを奉納しているそうだ。不思議なパワーを放出するスピリチュアル観光スポットに興味を持った方は、神様へのお供え品を準備した上で同地を訪れよう。

まとめ
溝ノ口岩穴はスピリチュアル観光スポット。岩穴の周辺には神様が住んでいるとされる
曽於市の中心市街地から約40分の立地。車/レンタカーを準備しよう

観光スポット溝ノ口岩穴
(みぞのくちいわあな)
所在地〒899-4103
鹿児島県曽於市財部町下財部4907
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→溝ノ口岩穴
②鹿児島空港→溝ノ口岩穴
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道を進み、鹿児島空港ICで出る(約30分)

国道504号線、県道2号線を経由、目的地まで進む(約49分)

到着
②アクセス国道504号線、県道2号線を経由、曽於市財部町下財部まで進む(約47分)

目的地まで進む(約7分)

到着

外部サイトへのリンク
曽於市観光協会 公式ホームページ

道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里

 「弥五郎」とは、九州南部の一部の地域に古くから伝わる伝説の巨人。古墳時代に九州地方で勃発した反乱を鎮め、争いを収束させた隼人軍の統治者、という逸話も残っているが、あくまで伝説なので真偽は不明である。伝説の巨人弥五郎は曽於市の守り神として崇められ、特産品等の名前にもよく登場する

 曽於市大隅町に建設された『おおすみ弥五郎伝説の里』は、鹿児島県内において屈指の人気を誇る道の駅である。目印は高さ15m、重量39tの巨大弥五郎銅像。実物サイズか否かは不明だが、伝説の巨人の名にふさわしい圧倒的な存在感を放っている。

 同道の駅には「売店」「レストラン」「温泉」「博物館・美術館」が併設されている。売店は「やごろう農土家市」と呼ばれ、季節の野菜、お土産、日用品、花の苗木、焼酎、曽於市の工芸品、精肉などを取り扱っており、県内外から買い物客や観光客が訪れる。また、レストラン(弥五郎亭)では曽於市の特産品「やごろう豚」料理を、「博物館・美術館」には弥五郎伝説の貴重な文献等が展示されており、観光スポット化にも成功した。

 ご覧の通り、同道の駅は弥五郎伝説に関連する一大コミュニティを形成、敷地もかなり広いため、全施設を回るには3~4時間程度かかる。また、「東九州自動車道 曽於弥五郎IC」から車で5分という好立地を活かし、お土産購入施設としても広く認知され現在に至る。曽於市とその周辺地域を訪れた際は、巨人弥五郎の勇姿をその目で確かめてほしい

まとめ
弥五郎は九州南部に古くから伝わる伝説の巨人。巨大弥五郎銅像(15m)の存在感は凄まじい
曽於市大隅町は伝説の巨人弥五郎をリスペクトし、崇め奉っている

観光スポット道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
(みちのえき おおすみやごろうでんせつのさと)
所在地〒899-8102
鹿児島県曽於市大隅町岩川6134-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
②鹿児島空港→道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約1時間)

県道71号線を目的地まで進む(約7分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約46分)

県道71号線を目的地まで進む(約7分)

到着

外部サイトへのリンク
曽於市観光協会 公式ホームページ

志布志市目次に戻る

自治体志布志市
Shibushi city
市庁舎所在地〒899-7492
鹿児島県志布志市有明町野井倉1756
総人口29,759人
代表的な名産/特産品ちりめん
メロン
うなぎ
平成31年度当初予算246億円

 大隅半島の東部、志布志湾に面する『志布志市』は、中核国際港湾」に指定される港湾都市だ。国内はもちろん、海外への輸送拠点としての役割も担っており、南九州の荷役を一手に引き受けている。同市最大の繁華街は志布志湾沿いを走る「日南線 志布志駅」周辺、港湾都市らしく、海の幸を扱う飲食店が軒を連ねている。

 志布志市の名産/特産品は「ちりめん」「うなぎ」など、内陸部では農業、畜産も推進されており、「メロン」のブランド化にも成功した。さらに、いちごやさつま揚げの生産にも力を入れ、同市の重要な産業資源になっている。

 志布志市は決して利便性の良い町ではない。鹿児島市中心部、鹿児島空港からも遠い。しかし、港湾都市としての地位を確立し、観光、産業でも大きな成果を上げている。人口3万人弱の小さな町ではあるが、鹿児島県にとって必要不可欠な自治体のひとつである。なお、志布志市市役所の志布志支所は「」の数が日本一多いことで知られる。「志布志市役所志布志支所は志布志市志布志町志布志」にある。

志布志市周辺のレンタカー店

農Lifeいちごの村

 鹿児島県は「いちご」の生産にも力を入れており、栃木県の「とちおとめ」や福岡県の「あまおう」などの超有名ブランドに対抗すべく、新たな品種開発を進めている。ここで紹介する『農Lifeいちごの村』は、志布志市発祥の新ブランド「白いちご淡雪」などを売り出している観光農園だ。

 白いちご淡雪は薄いピンク色の容姿/外観が最大の特徴。従来の品種(真っ赤な外観)とは一線を画しており、上品な見た目から麻布系女子ならぬ「麻布系いちご」と呼ばれることもある。可愛い容姿が気になる方は、ぜひ公式ホームページをチェックしてほしい。

 農Lifeいちごの村は、志布志市の繁華街から車で約15分、県道522号線沿いにある。いちご柄の事務所/売店とビニールハウスはかなり目立っており、初めて同地を訪れる方でも迷うことはないだろう。さらに、駐車場のコーンまでいちご柄加工されており、楽しい気分になること間違いなしだ

 同施設を訪れた際はいちご狩りに挑戦してほしい。なお、最盛期は1月からGW頃まで、事前に開園状況を確認しておこう。入場は無料、摘み取った量で費用を算定する「量り売り形式(100g250円)」を採用しており、スタッフと相談しながらゆったりいちご狩りを楽しめる。また、アイスやジェラート、スムージーなども販売されており、お土産にもおすすめだ。

まとめ
農lifeいちごの村で生産される白いちご淡雪は、薄ピンクの可愛い容姿/外観が最大の特徴
いちご狩りの最盛期は1月からGW頃、訪れる際は事前に開園状況を確認しておこう

観光スポット農Lifeいちごの村
(のうらいふいちごのむら)
所在地〒899-7603
鹿児島県志布志市松山町尾野見3087
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→農Lifeいちごの村
②鹿児島空港→農Lifeいちごの村
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約1時間)

県道110号線、県道522号線を経由、目的地まで進む(約23分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約46分)

県道110号線、県道522号線を経由、目的地まで進む(約23分)

到着

外部サイトへのリンク
農Lifeいちごの村 公式ホームページ

ぽっぽマルシェ

 志(こころざし)の町志布志市の中心部、志布志湾沿いにある「日南線 志布志駅」の入り口付近は芝生広場になっており、憩いの広場的地位/ポジションを確立しつつある。また、志布志市の陸の玄関口として観光客を迎え入れる役目も担っており、同駅周辺では様々なイベント、祭り等が開催される

 『ぽっぽマルシェ』も志布志駅周辺で行われるイベントのひとつ、偶数月の第1日曜日に同駅前の芝生広場が会場となり、市民、観光客などで賑わう。なお、「電車の汽笛(ポッポー)」がイベント名の由来だという。

 先述の通り、志布志市は南九州最大の港湾都市である。日南線の存在感はどうしても薄くなってしまうため、主催者は志布志全体と陸路の発展も願い、同マルシェを開催するに至ったのだろう

 ぽっぽマルシェの出店数は約50、駅前の芝生エリア(幅70m、奥行き30m)に店が密集し、さらに人の行き来も激しいため、訪れる際は旅行バックなどの大きな荷物は持って行かない方が良い。なお、出店店舗の種別は「飲食店、居酒屋、カフェ、アクセサリー、魚介類、工芸品、果物、野菜」など多岐に渡る。また、出店店舗は毎回異なり、志布志市外から遠征してくる店舗も多いという。

 開催日が偶数月の第1日曜日限定なので、旅行や観光等で志布志市を訪れた時期と重ねればラッキー、合わなければ仕方なしである。最後に、鹿児島中央駅から日豊本線に乗車し、南宮崎駅で日南線に乗り換えれば志布志駅に到着するが、5時間超とかなりの長旅になる。よって、車/レンタカーでの移動を推奨したい。

まとめ
ぽっぽマルシェは偶数月の第1日曜日に開催。旅行等で日程が合えばラッキーである
出店数は約50。出店店舗は毎回異なり、志布志市外から遠征してくる店舗も多い

観光スポットぽっぽマルシェ
(ぽっぽまるしぇ)
所在地〒899-7103
鹿児島県志布志市志布志町志布志2
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→JR志布志駅
②鹿児島空港→JR志布志駅
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約1時間)

県道63号線を目的地まで進む(約33分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約46分)

県道63号線を目的地まで進む(約33分)

到着

外部サイトへのリンク
志布志市観光特産品協会 公式ホームページ

曽於郡目次に戻る

自治体曽於郡
Soo county
庁舎所在地〒899-7305
鹿児島県曽於郡大崎町假宿1029
総人口12,279人
代表的な名産/特産品マンゴー
パッションフルーツ
からいも餅
平成31年度当初予算131億円

 志布志町の南、大隅半島の東側に位置する『曽於郡』は、豊かな自然と史跡の町として知られている。国の史跡に指定されている「横瀬古墳」、町の指定文化財「タブノキ(樹齢400年超の巨木)」、美しい水辺と緑を有する「ほたるの里」などが主な観光名所である。

 曽於郡の名産/特産品は「マンゴー」や「からいも餅」など。さらに太平洋(志布志湾)側の温暖な気候を活かし、「パッションフルーツ」の栽培を積極的に推し進めており、生産量は日本一を誇る。なお、大崎町民はパッションフルーツと芋焼酎を一緒に食す「パッション焼酎」が好みとのこと

 同郡に属する町は「大崎町」のみ、人口は決して多くないが、豊かな自然と温暖な気候を活かし、産業活動は比較的好調を維持している。また、大崎町では「うなぎ」の養殖日本一を誇る企業が立地しており、漁業関係でも大きな成果を挙げつつある。なお、郡内に鉄道(駅)はなく、訪れる際は車/レンタカーが必須

大崎町のレンタカー店

潮干狩り

 志布志市の南、志布志湾に面する「曽於郡大崎町」は、「潮干狩り」を重要な観光資源に位置付けており、美味しいアサリを目当てに多くの観光客や町民が訪れる。ここで紹介する『くにの松原キャンプ場』に併設する浜が潮干狩りのおすすめエリアだ。

 潮干狩りのおすすめ時期は3月から10月頃まで、半年近く楽しめるとあって、GWや夏休みはもちろん、秋になってもアサリを獲りに来る人は多い。また、潮干狩りだけでなく、くにの松原キャンプ場自体も魅力的な観光スポットとして評価されている。

 同キャンプ場にはバンガロー、テントエリア、車およびバイク乗り入れ可能なツーリングキャンプエリア、子供でも手軽にマリンスポーツを楽しめるプールなど、広大な敷地に多種多様な施設が整備され、家族連れ、カップル、バイカーなど、様々な客層を受け入れることができる。日帰り利用もOK、潮干狩りをするだけなら料金もかからないとあって、アサリの最盛期(4月中旬から5月中旬頃)になると、浜は人で埋め尽くされる

 曽於郡を訪れた際は、ぜひ同キャンプ場のバンガローを利用してほしい。潮干狩りのシーズンであればなおヨシ。アサリをBBQの具材に加える、味噌汁を作る、楽しみ方/食べ方は様々だ。なお、潮干狩りを行う際はライフジャケットを着用(特に子供)し、海に背中を向けないこと。常に波の動きを意識し、安全最優先で潮干狩りを楽しもう。

まとめ
潮干狩りは大潮もしくは中潮のタイミングで行う。キャンプ場の案内板等をチェックしよう
くにの松原キャンプ場には様々な施設が整備され、潮干狩りだけでなくマリンスポーツなども楽しめる

観光スポットくにの松原キャンプ場
(くにのまつばらきゃんぷじょう)
所在地〒899-7303
鹿児島県曽於郡大崎町益丸226-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→くにの松原キャンプ場
②鹿児島空港→くにの松原キャンプ場
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約1時間)

国道269号線、県道523号線、そお街道を経由、目的地まで進む(約32分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、曽於弥五郎ICで出る(約46分)

国道269号線、県道523号線、そお街道を経由、目的地まで進む(約32分)

到着

外部サイトへのリンク
くにの松原キャンプ場 公式ホームページ

画像はイメージです

肝属郡目次に戻る

自治体肝属郡
Kimotsuki county
庁舎所在地
【東串良町】肝属郡東串良町川西1543
【錦江町】肝属郡錦江町城元963
【南大隅町】肝属郡南大隅町根占川北226
【肝付町】肝属郡肝付町新富98
総人口34,280人
代表的な名産/特産品ピーマン
丸ボール
さつまいも
平成31年度当初予算350億円

 大隅半島南端に位置する『肝属郡』は、「東串良町、錦江町、肝属町、南大隅町」の4町で構成される。面積は鹿児島県(九州本島)の中で最も広い710㎢、雄大な海と山を有する自然豊かな町である。なお、郡内に鉄道はなく、鹿児島市内からのアクセスも決して良いとは言えないが、他の市町村とは異なる大自然に魅了される観光客も多い。

 九州本島最南端に位置する南大隅町は、豊かな自然と癒しを求める観光客やハイカーたちがひっきりなしに訪れる。その中でも「佐多岬(大隅半島最南端)」は絶景スポットとして知られ、天候が良ければ海の彼方に浮かぶ屋久島と種子島も一望できる。駐車場から10分ほど歩かなければならないが、超の付く美しい景色を眺めれば、疲れも吹き飛んでしまうだろう。

 肝属郡の名産/特産品はピーマンや丸ボーロなど、先に述べた曽於郡と同じく、パッションフルーツやマンゴーなどの果物栽培にも力を入れている。九州本島の秘境に興味のある方は、ぜひ旅行の行程に加えてほしい。

肝属郡

奥花瀬ニジマス釣場

 大隅半島の最南端「肝属郡」へ向かう際は、車/レンタカーが欠かせない。鉄道はなく、バスの本数も決して多くないためだ。利便性の良い地域ではないが、「鹿児島県のマチュピチュ」の異名を持つ大自然は一見の価値ありである。ただし、錦江湾沿には住宅街が広がっており、観光に必要なものは一通り入手できる。

 『奥花瀬ニジマス釣場』は、肝属郡錦江町の山中にある観光スポットだ。周囲を緑に囲まれ、清流「雄川(おがわ)」のせせらぎと野鳥の鳴き声は、都会の喧騒、排気ガスでよどんだ空気の匂いを忘れさせてくれる。心地よい風の吹く中でニジマス釣りを心ゆくまで楽しめるとあって、県内外の釣り師、家族連れなどから人気を集める鹿児島県屈指の釣場である

 天然のニジマスが釣れるか否かは自分次第だが、運営管理者が適切にアドバイスしてくれるため、それに従いつつ釣り糸を垂らせば、子供でも大物をGETできる。また、釣り場の水深は足首が浸かる程度、子供でも安心して遊べる深さであり、さらに水温は真夏でも20℃以下とかなり冷たい。仕事で疲れ切った身体にマイナスイオンをチャージすれば、明日への活力が湧いてくるはずだ

 奥花瀬ニジマス釣り場は、錦江町の市街地から車で25分、宿泊を兼ねる場合は、同町内にある旅館もしくは、「花瀬自然公園レクリエーション村」にあるバンガローの利用を推奨したい。後者においては、同釣場から車で10分と非常に近く、釣り上げたニジマスを料理しても楽しい。家族連れはもちろん、カップルや女子旅などにもおすすめだ。

まとめ
清流「雄川」のせせらぎ、野鳥の鳴き声、吹き抜ける風、マイナスイオン、同釣場は自然を満喫しながらニジマス釣りを楽しめる
運営管理者のアドバイスどおりに釣り糸を垂らせば、子供でも大物をGETできるだろう

観光スポット奥花瀬ニジマス釣場
(おくはなせますつりば)
所在地〒893-2401
鹿児島県肝属郡錦江町田代麓5138-529
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→奥花瀬ニジマス釣場
②鹿児島空港→奥花瀬ニジマス釣場
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、細山田ICで出る(約1時間13分)

県道552号線、県道68号線、県道448号線を経由、目的地まで進む(約53分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、細山田ICで出る(約59分)

県道552号線、県道68号線、県道448号線を経由、目的地まで進む(約53分)

到着

外部サイトへのリンク
奥花瀬ニジマス釣場 公式ホームページ

雄川の滝

 先述の「奥花瀬ニジマス釣場」で釣りを楽しんだ後は、ぜひ『雄川(おがわ)の滝』にも足を運んでほしい。肝属郡錦江町もしくは大隅町の市街地から車で15分、同釣場からであれば約13分走れば目的地付近に到着する。なお、「上流展望台(駐車場あり」から雄川の滝を見下ろしても良いが、真の美しさを体験することはできないので注意してほしい。

 同滝最大の魅力は、NHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングに採用され大きな話題を呼んだ「濃く美しいブルーの滝つぼ」にある。そして、その絶景を楽しむには、「雄川の滝遊歩道入り口駐車場」から1.3kmほど歩かねばならない。足腰が悪い方や幼児連れの家族は諦めざるを得ないため、上流展望台からの景色で我慢しよう。

 トレッキングルートは雄川沿いを進む一本道なので、道に迷うことはない。しかし、勾配はそれなりにあるため、歩きやすい靴は必須、さらに雨等の影響で水量が増え、立ち入り禁止の案内が出る場合もある。また、GWや夏休み期間中はかなり混雑するので、目的地までの渋滞状況を見極めつつ目的地し、入場できない場合は日を改める、もしくは上流展望台に向かおう。

 濃く美しいブルーの滝つぼを一目見れば、1.3km歩いた疲れなど一瞬で吹き飛んでしまう。雄川の清らかな水と、手つかずの自然が織りなす奇跡のハーモニーを体験すれば、肝属郡の自然が大好きになるはずだ。なお、先に述べた注意事項を守ることは必須、特に注意が必要なのは、雄川の水量である。当日天候が良くても、上流の水量が増えていれば、滝つぼは濁ってしまう。訪れる際は、「南大隅町観光課」に現地の状況を問い合わせてみよう。

まとめ
雄川の滝は、濃く美しいブルーの滝つぼが魅力の観光スポット
駐車場から目的地まで1.3km歩かねばならない。注意事項を遵守し、美しい景色を楽しもう

観光スポット雄川の滝
(おがわのたき)
所在地〒893-2402
鹿児島県肝属郡錦江町田代川原5876-2
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→雄川の滝
②鹿児島空港→雄川の滝
①アクセス国号3号線まで進む(約6分)

九州自動車道、東九州自動車道を経由、細山田ICで出る(約1時間13分)

県道552号線、県道68号線、肝属グリーンロードを経由、目的地まで進む(約44分)

到着
②アクセス九州自動車道、東九州自動車道を経由、細山田ICで出る(約59分)

県道552号線、県道68号線、肝属グリーンロードを経由、目的地まで進む(約44分)

到着

外部サイトへのリンク
鹿児島県観光サイト 公式ホームページ

西之表市目次に戻る

自治体西之表市
Nishinoomote city
市庁舎所在地〒891-3193
鹿児島県西之表市西之表7612
総人口14,932人
代表的な名産/特産品ガジュマル餅
黒糖
紫芋
平成31年度当初予算150億円

 『西之表市』は九州本島の南、種子島の北部に位置する。なお、種子島を訪れる手段は、フェリー(西之表港)もしくは飛行機(種子島空港)。飛行機は移動・受付・待ち時間を含めると3~4時間平気でかかってしまうため、個人的にはフェリー(乗船時間4時間)をおすすめしたい

 西之表市(種子島)は鉄砲伝来の地として知られ、鍛冶技術が町の発展を支えてきた。残念ながら、鉄砲(火縄銃)の製造工程を見学することはできないが、同市を代表する伝統工芸品「種子鋏(たねばさみ)」であれば可能である。また、切れ味抜群の「種子包丁」はお土産としても人気を集めている

 種子島に鉄道はない。フェリーは車両輸送も行っているが、料金は決して安くないため、西之表市でレンタカーを借りた方が良いかもしれない。飛行機で上陸する場合は、島内のレンタカーを予約しておこう。最後に、西之表市の名産/特産品は「ガジュマル餅、黒糖、紫芋」など。

西之表市周辺のレンタカー店

浦田海水浴場

 種子島の北部に位置する『浦田海水浴場』は、九州本島では体験できない青い海と砂浜が広がるおすすめ観光リゾート地である。西之表市の中心市街地付近から車で約20分、海岸線沿いの県道581号線を北上すれば目的地付近に到着だ。

 同海水浴場には「キャンプ場」も併設されている。ただしバンガローはないため、テントを持ち込むか管理事務所(シーサイドハウス)に借りなければならない。また管理事務所では、浮き輪やパラソル、BBQの道具等も貸し出している。旅行の荷物を少なくしたい場合は活用しよう。

 種子島には人気の観光スポットがいくつもあり、利用客/観光客が一か所に集中することはない。浦田海水浴場が混雑していれば、「よきの海水浴場」を利用しても良いだろう。また、旅館やホテルに宿泊する場合は、西之表市中心部もしくは町の外れを選択することになる。繁華街でご当地料理やお酒を楽しみたい方は前者を、ゆったりのんびり過ごしたい方を予約しよう。

 浦田海水浴場の波は非常に穏やかである。マリンスポーツ(スキューバ、シュノーケリング、釣りなど)を楽しむ人も多く、遊び方は人それぞれ、のんびり日光浴するもヨシ、浜で子供と砂のお城を作っても楽しい。同海水浴場には南国種子島の魅力が詰まっている。

まとめ
浦田海水浴場は、九州本島にはない蒼い海と白い砂浜を楽しめる観光リゾート地
遊び方は様々、マリンスポーツ、日光浴、普通に泳ぐ、何をしても楽し

観光スポット浦田海水浴場
(うらだかいすいよくじょう)
所在地〒891-3222
鹿児島県西之表市国上123-1
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→浦田海水浴場
②鹿児島空港→浦田海水浴場
①アクセス中之平通りを本港新町まで進む(約16分)

種子島行きフェリーに乗る(約3時間54分)

県道581号線を目的地まで進む(約23分)

到着
②アクセス九州自動車道、中之平通りを経由、本港本町まで進む(約46分)

種子島行きフェリーに乗る(約3時間54分)

県道581号線を目的地まで進む(約23分)

到着

外部サイトへのリンク
種子島西之表市旅館組合 公式ホームページ

画像はイメージです

熊毛郡目次に戻る

自治体熊毛郡
Kumage county
庁舎所在地【中種子町】県熊毛郡中種子町野間5186
【南種子町】熊毛郡南種子町中之上2793-1

【屋久島町】熊毛郡屋久島町小瀬田469-45
総人口25,349人
代表的な名産/特産品パッションフルーツ
安納芋
屋久杉製品
平成31年度当初予算255億円

 西之表市の南、「中種子町、南種子町、屋久島町」の3町で構成される『熊毛郡』は、鹿児島県屈指の観光地として人気を集めている。種子島の南西に浮かぶ屋久島は、本島全体が「世界遺産」に登録されており、国内はもちろん、海外からの観光客も非常に多い。

 熊毛郡は、日本でも随一と言われる大自然と共存/成長してきた。樹齢7000年を超える「縄文杉」、九州最高峰の「宮之浦岳」など、観光地をあげれば枚挙にいとまがない。また、屋久島の西に浮かぶ「口永良部島」でも、豊かな自然を堪能できる。なお、同島内の「新岳(しんだけ)」はバリバリの活火山であり、運が良ければ大噴火を拝める可能性もある

 熊毛郡の名産/特産品は「パッションフルーツ」「安納芋」「屋久杉製品」など、その他にも南国の気候を活かした農作物を栽培しており、九州本島では楽しめない料理にも出会えるはずだ。おすすめは「いもんせん」「けんちゃん」など。

屋久島町

種子島宇宙センター

 熊毛郡には日本を代表する研究施設があり、日常では100%体験できない感動と興奮を味わえる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)所管の『種子島宇宙センター』を訪れれば、宇宙を身近なものとして感じることができるかもしれない。

 「space…… the final frontier….(宇宙、それは最後の開拓地)」である。JAXAの職員たちは宇宙の秘密を解き明かすべく、終わりの見えない研究に取り組んでいる。残念ながら、同施設を訪れても宇宙を開拓することはできないが、JAXAのヤバさと日本の凄さを知るだけでも十分過ぎるほどの価値はあるだろう

 種子島宇宙センターには来訪者向けの施設見学プラン(要予約)が用意されており、日本でも最高クラスのテクノロジーを体験できる。また、種子島の海岸線沿いに建設されている「世界一美しいロケット発射台/施設」を遠くから見るだけでもワクワクが止まらないはずだ。なお、熊毛郡最大の観光資源、「ロケット打ち上げ」を見学できる施設は、種子島宇宙センターのみである。

 同施設は種子島の南端に位置する。西之表市の繁華街から車で約1時間、「ロケットの丘展望所」も同様である。ロケットの打ち上げ日程はJAXAの公式ホームページ等で閲覧できるため、そこに合わせて旅行日程を組んでも良いだろう。日常では絶対に体験できない究極のエンターテインメント、種子島宇宙センターは日本を代表する唯一無二の観光スポットだ

まとめ
JAXAはヤバい。何がヤバイかは、種子島宇宙センターを見学すれば分かる

熊毛郡を訪れた際は、唯一無二の観光スポットに足を運んでほしい

観光スポット種子島宇宙センター
(たねがしまうちゅうせんたー)
所在地〒891-3703
鹿児島県熊毛郡南種子町茎永9999-7
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→種子島宇宙センター
②鹿児島空港→種子島宇宙センター
①アクセス中之平通りを本港新町まで進む(約16分)

種子島行きフェリーに乗る(約3時間54分)

県道58号線、県道75号線を経由、目的地まで進む(約1時間2分)

到着
②アクセス九州自動車道、中之平通りを経由、本港本町まで進む(約46分)

種子島行きフェリーに乗る(約3時間54分)

県道58号線、県道75号線を経由、目的地まで進む(約1時間2分)

到着

外部サイトへのリンク
JAXA 公式ホームページ

奄美市目次に戻る

自治体奄美市
Amami city
市庁舎所在地〒894-0025
鹿児島県奄美市名瀬幸町25-8
総人口41,715人
代表的な名産/特産品大島紬
黒糖
びわ
平成31年度当初予算490億円

 「奄美大島」は屋久島から250kmほど南に位置し、同島の中部および北部の一部が『奄美市』に属する。鹿児島県の離島自治体でも群を抜く経済規模を誇り、観光地としての人気も高い。なお、同市へ上陸する際は、飛行機を使った方が無難だろう。ただし、海の旅が好き、車/バイク等を持ち込みたい方はフェリーを選択しよう。

 奄美市と言えば海、夏に訪れるのがベストである。南国の穏やかな気候、沖縄県と比べても遜色ない美しさの海とマリンスポーツ、郷土料理に焼酎、老若男女誰でも楽しめる最高の観光地である。ただし、毎年台風が複数回通過する「台風銀座」でもあるため、旅行計画を立てる際は気象情報に細心の注意を払わなければならない。

 同市の名産/特産品は「大島紬」「黒糖」「びわ」など。沖縄県に次ぐサトウキビの生産地としても有名で、料理の味付けは甘め、「甘い醤油」は鹿児島県の代名詞にもなっている。なお、奄美市「名瀬」の中心部は、大人から子供まで楽しめる大繁華街を形成している。同島を訪れた際は必ず立ち寄ってほしい。

奄美市周辺のレンタカー店

奄美観光ハブセンター

 奄美大島といえば、「アマミノクロウサギ」と「ハブ&マングース」が特に有名である。ただし、前者においては絶滅危惧種に指定されており、さらに夜行性の動物で警戒心も非常に強く、本物を見ることはまずない。アマミノクロウサギは諦め、『奄美観光ハブセンター』で元気いっぱいのハブと触れ合う方が現実的である。

 同施設は「名瀬港」から徒歩10分の位置にある。「奄美空港」からは車で50分ほどかかるが、奄美大島最大の繁華街「名瀬」を通過する途中で立ち寄ってもいいだろう。なお、爬虫類、ヘビが苦手な方は、鳥肌全開、冷や汗ダラダラになること間違いなし、訪れるか否かは自分で決めてほしい

 同施設は2階建て、開業から50年近く経過する老舗観光スポットである。ハブ展示場(地下)の入場料は大人500円、小中学生300円、1階はハブの関連商品を取り扱っており、奄美大島お土産におすすめだ。展示場には実物のハブが複数種類飼われている。また、ハブの体内から取り出された動物の標本(実物)も展示されており、非常に興味深い。爬虫類好きな方にとっては、楽園と言っても過言ではないだろう。

 展示場を満喫した後は、1階で販売されているハブ関連商品を物色しよう。おすすめはハブ酒、次はハブの油、最後にハブの肝エキス。成人している方であれば、迷わずハブ酒を購入してほしい。見た目はグロテスク、味は強烈、滋養強壮成分抜群なので、元気になること間違いなし、ただし飲み過ぎには注意である

まとめ
爬虫類、ヘビが苦手な方は注意。生きたハブと触れ合いたい方は迷わず訪れよう
ハブ関連商品は滋養強壮効果抜群。ただし、持病持ちの方は要注意である

観光スポット奄美観光ハブセンター
(あまみかんこうはぶせんたー)
所在地〒894-0036
鹿児島県奄美市名瀬長浜町3-15
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→奄美観光ハブセンター
②鹿児島空港→奄美観光ハブセンター
①アクセス那覇奄美旅客待合所まで進む(約16分)

奄美行きフェリーに乗る(約13時間)

目的地まで進む(約3分)

到着
②アクセス奄美行きの飛行機に乗る(約55分)

県道82号線、国道58号線、古見本通りを経由、目的地まで進む(約47分)

到着

外部サイトへのリンク
奄美まるごと情報局 公式ホームページ

マリンビューワーせと

 『マリンビューワーせと』は、奄美大島の南端、「せとうち海の駅」から出航する観光船の名称である。なお、所在地は「大島郡」瀬戸内町に位置するが、奄美大島本島に属するため、奄美市の項で紹介することにした。同施設は、スキューバダイビングを行えない高齢者や乳飲み子を連れた家族連れなどにおすすめしたい

 マリンビューワーせとには船底デッキ(展望室)が設けられており、船体を海中に沈めた状態で航行できる。船底に入ると真っ青な海の中を散歩しているような気分に浸れるのだ。サンゴ礁はもちろん、カラフルな魚や謎の生物たちの及ぶ奄美の海を楽しめるとあって、GWや夏休みシーズンは大変混雑するという

 せとうち海の駅へは、名瀬港から車で約1時間、奄美空港からであれば1時間40分ほどかかる。なお、マリンビューワーせとの運行時間は公式ホームページをチェックしてほしい。また、コースは3種類の中から当日の天候によって運行会社が決定する。波が少ないほど海中の様子は良く見えるため、天候の良い日に利用できればベストだ。

 せとうち海の駅では、奄美大島の南、加計呂麻島」行きのチャーター船も運行されており、団体旅行等で訪れた際は利用を検討しても良いだろう。先に述べた通り、高齢者や乳飲み子はもちろん、スキューバダイビングはハードルが高い、海水は苦手という方でも、マリンビューワーセとに乗れば海中探索を楽しめる。最後に、乗船料は大人2,500円、子供1,250円である。

まとめ
マリンビューワーせとは、半潜水艦型観光船。船底の展望室から奄美の海を観賞できる
誰でも気軽に海中散歩を楽しめるため、GWや夏休みシーズンは特に混雑する

観光スポットマリンビューワーせと
(まりんびゅーわーせと)
所在地〒894-1503
鹿児島県大島郡瀬戸内町大字古仁屋大湊26-14
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→せとうち海の駅
②鹿児島空港→せとうち海の駅
①アクセス那覇奄美旅客待合所まで進む(約16分)

奄美行きフェリーに乗る(約13時間)

国道58号線を目的地まで進む(約1時間6分)

到着
②アクセス奄美行きの飛行機に乗る(約55分)

県道82号線、国道58号線、県道626号線を経由、目的地まで進む(約1時間41分)

到着

外部サイトへのリンク
水中観光船せと 公式ホームページ

大島郡目次に戻る

自治体大島郡
Ooshima county
庁舎所在地【大和村】大島郡大和村大和浜100
【宇検村】大島郡宇検村湯湾915
【瀬戸内町】大島郡瀬戸内町古仁屋字船津23
【龍郷町】大島郡龍郷町浦110
【喜界町】大島郡喜界町大字湾1746
【徳之島町】大島郡徳之島町亀津7203
【天城町】大島郡天城町大字平土野2691-1
【伊仙町】大島郡伊仙町伊仙1842
【和泊町】大島郡和泊町和泊10
【知名町】大島郡知名町知名307
【与論町】大島郡与論町茶花32-1
総人口63,170人
代表的な名産/特産品黒糖焼酎
パパイヤの漬け物
サーターアンダギー
平成31年度当初予算680億円

 鹿児島県最南端に位置する『大島郡』は奄美大島の一部、「加計呂麻島」「喜界島」「徳之島」「沖永良部島」「与論島」などで構成されている。自治体の所管面積は930㎢(鹿児島県最大)、島内に鉄道はなく、移動手段は車もしくはバイクに限定される。

 大島郡の各島を訪れる際は、飛行機の利用を推奨する。奄美大島に上陸し、以南の島へはフェリーで移動する旅行行程が最もポピュラーである。ただし、鹿児島県最南端の「与論島」と徳之島には空港があり、鹿児島空港からの直通便も運航されている。

 同郡の名産/特産品は「黒糖焼酎」「パパイヤの漬け物」など。沖縄県の伝統菓子「サーターアンダギー」も、人気料理(菓子)のひとつである。なお、南の島観光=夏」というイメージを持っている方には、冬の大島郡を推奨したい。真冬でも気温が15度を下回ることはほとんどなく、観光名所も年中通してオープンしている。海水浴が苦手や冬は避寒地で過ごしたい方におすすめだ

大島郡

闘牛場

 鹿児島県の最南端に位置する大島郡。9町2村、複数の島々で構成されており、観光スポットも多い。ここで紹介する『闘牛場』は、徳之島の伝統文化「闘牛」を楽しめる観光スポットのひとつ。なお、島内には闘牛場が5か所ある。徳之島を訪れた際は、全体を統括・運営する「徳之島なくさみ館」で必要な情報を集めよう。

 闘牛の試合/大会日程は年によって多少前後する。徳之島を訪れたタイミングで試合が行われていればラッキーと考えよう。入場料は2,000円から3,000円。年に3回開催される「全島一決定戦」のみ3,000円で固定、闘牛関係者の意地とプライドがぶつかり合う最強王者決定戦には島民も刮目しており、会場周辺は異様な熱気に包まれ、凄まじい盛り上がりを見せる

 牛vs牛のガチバトルは、血の気が引くほどハラハラドキドキする。大丈夫なのかと心配になるが、訓練された牛たちなので、命の取り合いになることはまずないという。なお、体重による階級制度を設けており、横綱級」は950kg超、以下「中量級」「軽量級」「ミニ軽量級」と続く

 下記の写真をクリックすると動画が再生される。闘牛に興味のある方はチェックしよう。しかし、大変残念なことに、闘牛の真の迫力は目の前で見なければ理解できない。徳之島を訪れた際に運よく大会が開催されていれば、是が非でも観戦してほしい。最後に、伊仙闘牛場を訪れる際は車/レンタカーを準備しよう。所要時間は「天城町漁協」から約37分、「亀徳港」約20分、「徳之島空港」から44分ほどだ。

まとめ
徳之島で開催される闘牛大会は年20回前後。最強王者を決める「全島一決定戦」は年3回開催
牛vs牛のガチバトルは迫力満点。徳之島を訪れた際に大会が開催されていれば、是が非でも観戦してほしい

観光スポット闘牛場
(とうぎゅうじょう)
所在地〒891-8201
鹿児島県大島郡伊仙町伊仙
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→伊仙闘牛場
②鹿児島空港→伊仙闘牛場
①アクセス那覇奄美旅客待合所まで進む(約16分)

奄美行きフェリーに乗る(約13時間)

せとなみ乗り場まで国道58号線を進む(約1時間8分)

徳之島行きフェリーに乗る(約2時間42分)

せとなみ乗り場まで国道58号線を進む(約1時間8分)

県道83号線を目的地まで進む(約33分)

到着
②アクセス徳之島行きの飛行機に乗る(約1時間5分)

県道83号線を目的地まで進む(約38分)

到着

外部サイトへのリンク
徳之島観光連盟 公式ホームページ

画像はイメージです。クリックすると動画が再生されます。
徳之島闘牛

大金久海岸

 最後に、鹿児島県一美しい海と砂浜を堪能できる与論島『大金久海岸』を紹介しよう。なお、同島を訪れる手段はフェリーと飛行機のみ、九州本島(鹿児島県)からの所要時間は、前者が約22時間、後者が約2時間である

 与論島は鹿児島県最南端の島、沖縄本島から23kmの距離に位置する。沖縄県と比べても遜色ないほど透き通った海は正真正銘のエメラルドグリーン、九州本島では絶対に体験できない美しさである。さらに、島全体で観光地を形成しており、旅館やホテル探しに困ることはまずない。島民も非常にフレンドリーなので、道端ですれ違ったら「ユカテエンキィエヤー(いい天気ですね)」と挨拶してほしい。

 大金久海岸にはキャンプ場も併設されているが、バンガローはない。近くに旅館が複数軒あるため、キャンプにこだわる必要はないだろう。同海岸は2kmほど沖まで遠浅の海が続き、マリンスポーツを楽しむ人も多い。また、グラスボート(半潜水艦船)も手軽に楽しめるため、シュノーケリングが難しい方でも、エメラルドグリーンの海中を満喫できる。なお、グラスボートの運行状況については、浜内に設置されている総合案内所のスタッフに確認しよう。

 最後に、与論島を訪れた際はぜひ星空を観察してほしい。場所は海岸線沿いがおすすめだ。周囲に高い建物がなく、民家の明かりも届きにくいため、夜になると辺り一面真っ暗になる。天気が良く、かつ月が出ていなければ、間違いなく満天の星空を楽しめるだろう。

まとめ
与論島の海は鹿児島県の中で最も美しい
主なアクティビティはマリンスポーツ、キャンプ、星空観察など

観光スポット大金久海岸
(ウプガニクかいがん)
所在地〒891-9307
鹿児島県大島郡与論町大字古里
地図
※クリックでGoogle map起動
鹿児島中央駅→大金久海岸
②鹿児島空港→大金久海岸
①アクセス那覇奄美旅客待合所まで進む(約16分)

名瀬行きフェリーに乗る(約21時間29分)

県道623号線を目的地まで進む(約17分)

到着
②アクセス与論町行きの飛行機に乗る(約1時間35分)

県道623号線を目的地まで進む(約17分)

到着

外部サイトへのリンク
ヨロン島観光ガイド 公式ホームページ

この投稿をInstagramで見る

. ワンピースポーズその② #百合ヶ浜

しおり(@shiori.0204)がシェアした投稿 -

まとめ

 今回は2020年度版、鹿児島県のおすすめ観光スポット24か所を紹介した。なお、個人的な主観で選んでいることをご理解いただきたい。

 大隅半島および以南の島々は、鹿児島市の中心部から離れていることも影響してか、知名度は決して高くない。一人でも多くの方に同地域の魅力を知っていただければ幸いである。なお、コロナウィルス感染防止の影響を受け、営業を自粛している施設も多い。旅行計画を立てる際は、最新情報を必ず確認しよう。最後までお読みいただきありがとうございました。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク