スポンサーリンク
▽ミャンマー軍政による2017年の弾圧で殺害されたロヒンギャは1万3000人と推定され、少なくとも200の村が焼き払われ、100万人以上が国外退避を余儀なくされた。
バングラデシュ、コックスバザール地区のロヒンギャ難民キャンプ(AP通信)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は24日、ミャンマーとバングラデシュにおける悲惨な人道的状況により、多くのロヒンギャ難民が危険な旅を選択し、命を落としていると警告した。

ミャンマー軍政による2017年の弾圧で殺害されたロヒンギャは1万3000人と推定され、少なくとも200の村が焼き払われ、100万人以上が国外退避を余儀なくされた。

バングラのコックスバザール地区には100万人以上のロヒンギャが避難し、世界最大の難民キャンプを形成している。

UNHCRはウェブサイトに掲載した声明で、「ロヒンギャの窮状は対外援助の削減によって悪化している可能性がある」と指摘した。

国連世界食糧計画(WFP)も資金難を理由に、ロヒンギャ難民に対する食糧支援を削減している。

5月9日と10日にはコックスバザールとミャンマーのラカイン州にある難民キャンプから避難してきたとみられる514人のロヒンギャを乗せた2隻のボートが沈没した。

UNHCRによると、87人が救助され、残り427人は死亡したとみられる。遺体は見つかっていない。UNHCRはこれを今年最悪の海難事故と呼んでいる。

UNHCRは2024年、米国から20億ドル以上の寄付を受けた。

しかし、トランプ(Donald Trump)米大統領は就任初日に一部の重要なプログラムを除いて、どの対外援助が継続に値するかを90日間かけて見直すよう指示し、ほぼすべての対外援助を打ち切った。

UNHCRは3月に経費節減の一環として、3億ドル以上の活動を凍結したと報告している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク