▽検察庁は声明で、サタースウェイト氏の報告には同意できないと反論した。
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国連の特別報告者であるサタースウェイト(Margaret Satterthwaite)氏は23日、中米グアテマラの検察庁が元検事、裁判官、弁護人、ジャーナリストなどを、刑法を逸脱して取り締まっていると警告した。
ポラス(Consuelo Porras)検事総長は2年前の大統領選挙後、アレバロ(Bernardo Arévalo)大統領の政党メンバーに対する調査を続け、選挙に関連する署名が不正に集められたと主張した。
ポラス氏はアレバロ氏に対する捜査を推進し、批判を浴びてきた。米国のバイデン前政権は別の汚職捜査を妨害した疑いでポラス氏に制裁を科している。
サタースウェイト氏はポラス氏を含む検察官、裁判官、弁護士、議員、その他政府関係者らと面会した。
地元メディアによると、ポラス氏はサタースウェイト氏に対し、「自分たちは法の範囲内で行動しており、反対派を追及するために刑法を利用することはなく、自分たちこそが行政府とその同盟国による弾圧の標的になっている」と主張したという。
サタースウェイト氏は「検察庁が60人以上の司法関係者や弁護団、人権派弁護士など、60人以上を刑事告発している」と指摘。さらに、一連の捜査により、50人以上の司法関係者が亡命を余儀なくされたと述べた。
検察庁は声明で、サタースウェイト氏の報告には同意できないと反論した。
アレバロ氏はポラス氏に辞任するよう求めたが、失敗に終わっている。