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▽25年4月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.6%増。市場の予想を上回った。3月は3.3%であった。
イスラエル、エルサレム、中央銀行本店(Getty Images)

イスラエル銀行(中央銀行)は来週の金融政策決定会合で短期金利を据え置く見通しだ。

パレスチナ・ガザ地区での戦争が激化する中、イスラエルは何とかプラス成長を維持している。

25年4月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.6%増。市場の予想を上回った。3月は3.3%であった。

中銀の目標値は1~3%である。

ロイター通信のアナリスト14人は全員、中銀が政策金利を4.5%に据え置くと予想した。

4月のインフレは航空運賃の高騰によるものだ。水道や電気なども確実に上昇しており、今年初めの増税もインフレ率を下支えしている。

政府はインフレ率が目標値を上回っていることについて、ガザ紛争に関連して一部商品の供給に遅れが生じているためと説明している。

25年第1四半期(1~3月)のGDP伸び率は年率でプラス3.4%。市場の予想とほぼ一致した。1人当たりで見ると、伸び率はプラス2.2%であった。

ガザ紛争の影響で23年の成長率は1.8%、2024年は1.0%となった。中銀は先月、25年の成長率予想を4.0%から3.5%に下方修正した。

次回の金融政策決定会合は5月26日に予定されている。多くの民間人が予備役として招集されたこともあり成長が鈍化しているにもかかわらず、インフレ率が政府の目標である1~3%を上回っているため、短期金利を引き下げる可能性は低いだろう。

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