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▽統計局は5月30日に第1四半期GDPデータを発表する予定だ。
カナダ銀行本店(ロイター通信)

カナダ銀行(中央銀行)マックレム(Tiff Macklem)総裁は22日、今年第2四半期(4~6月)のGDP成長率が第1四半期(1~3月)よりかなり弱くなるという見通しを示し、投資の低迷とトランプ関税の影響を理由に挙げた。

中銀は先月、第1四半期のGDP伸び率をプラス1.8%と予想したうえで、トランプ米政権による関税政策で経済の不透明感が高まっていると述べていた。

統計局は5月30日に第1四半期GDPデータを発表する予定だ。

マックレム氏は記者会見で、関税が4月に発効する前に企業が米国への商品出荷を急いでいたことから、第1四半期は輸出が成長を後押しするとの見通しを示した。

またマックレム氏は「第2四半期はかなり弱くなると予想している。なぜなら、関税引き上げの結果、輸出が減少するからだ」と述べた。

さらに、「企業が様々な計画を一時停止していることから、消費と企業投資が低迷するだろう」とした。

トランプ(Donald Trump)米大統領は3月、カナダとメキシコの輸入品に対する25%の関税を発動。中国には10%の追加関税を課した。

しかし、トランプ氏は2日後、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)対象の製品に関しては4月2日まで関税を免除。その後、免除期間をさらに延長した。自動車と部品、鉄鋼、アルミニウムに対する25%関税(全世界対象)は発動している。

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