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▽タイは2022年、アジアで初めて大麻を合法化した。
タイ、首都バンコク、大麻の販売店(Getty Images)

タイ政府は21日、外国人観光客による大麻密輸が急増していることを受け、大麻販売に関する規制を強化する方針を明らかにした。

タイは2022年、アジアで初めて大麻を合法化した。

大麻はタイの観光産業や農業に活気を与え、何千もの大麻店を生み出したが、規制が不十分なため、子供が大麻を使用したり、犯罪を助長するようになった。

ペートンタン政権は大麻の非合法化を約束しているが、連立パートナーからの強い抵抗に直面している。

首相府の報道官は声明で、「規制当局は今後数週間のうちに、処方箋を持つ客にのみ大麻を販売することを店に義務付けるなど、大麻の販売規制を強化する新たな規則の導入を目指している」と述べた。

また報道官は「当局の許可なく国内で購入した大麻を国外に持ち出すことは違法である」と強調した。

空港関係者によると、手荷物検査で大麻が見つかるケースの大半が外国人、特にインド人とイギリス人が多いという。

先週にはタイからスリランカに飛行機で移動したイギリス人女性が大麻を密輸した容疑で逮捕された。

イギリス政府によると、タイ当局と2月に行った共同作戦により、航空機から2トン以上の大麻を押収したという。

昨年7月以降、タイでは50人以上のイギリス人が大麻密輸で逮捕されている。

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