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▽トランプ米大統領は3月、全ての輸入自動車に対する25%の追加関税を発表。これは先月初旬に、自動車部品関税は今月発動した。
メキシコの自動車工場(ロイター通信)

メキシコのエブラルド(Marcelo Ebrard)経済相は21日、同国で組み立てられ米国に輸出される自動車の関税率は25%ではなく15%になると明らかにした。

エブラルド氏は首都メキシコシティのイベントで、「米国に輸出する他の国々と比べると、非常に大きなメリットだ。もちろん、ゼロになることを望んでいる」と語った。

経済省の広報担当は声明で、「この割引は地域協定であるUSMCA(米・メキシコ・カナダ協定)に準拠した輸出品に適用される」と述べた。

トランプ(Donald Trump)米大統領は3月、全ての輸入自動車に対する25%の追加関税を発表。これは先月初旬に、自動車部品関税は今月発動した。

エブラルド氏は「米国と自由貿易協定を結んでいるメキシコとカナダの自動車メーカーは優遇割引を申請することができる」と述べた。

USMCAでは、輸入業者は各車両のどれだけの部分が米国で作られているかを証明することで、関税を引き下げることができる。

米商務省が承認すれば、25%の関税は車両の全価値ではなく、米国以外の部分にのみ適用されることになる。

トランプ氏は3月、メキシコとカナダの輸入品に対する25%の関税を発動。中国には10%の追加関税を課した。

しかし、トランプ氏は2日後、USMCA対象の製品に関しては4月2日まで関税を免除。その後、免除期間をさらに延長した。

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