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▽ブラジルは世界有数の鶏肉生産国・輸出国である。
ブラジルの養鶏場(Getty Images)

ブラジル農務省は16日、国内の養鶏場で初めて鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。型は明らかになっていない。

ブラジルは世界最大の家禽生産・輸出国のひとつである。

農務省によると、ウイルスは南部リオグランデドスル州の養鶏場で確認されたという。

同省は声明で、「ウイルスを除去するだけでなく、このセクターの生産能力を維持し、供給、ひいては国民の食糧安全保障を確保するための緊急対策を実施中である」と述べた。

また同省は鳥インフルを確認した旨を世界保健機関(WHO)、保健省、環境省、貿易相手国に通知したと明らかにした。

TVグローボによると、中国政府はこの通知を受け、ブラジルからの鶏肉輸入を60日間停止したという。

ブラジルは世界有数の鶏肉生産国・輸出国である。

鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。

ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。H5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地で流行している。

ブラジル政府の貿易データによると、米国での鶏卵不足がブラジルの対米鶏卵輸出を押し上げ、25年1月から4月の間に前年同期比で1000%以上増加した。

ヒトが鶏肉や鶏卵を食べても鳥インフルに感染することはない。

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