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▽射殺されたのは23歳のバレリア・マルケスさん。西部ハリスコ州で何者かに撃たれた。
メキシコ、射殺されたSNSインフルエンサー(Getty Images)

美容とメイクアップに関する動画で知られるメキシコの若いソーシャルメディア・インフルエンサーがティックトック(TikTok)ライブ配信中に射殺された。検察が13日夜、明らかにした。

それによると、射殺されたのは23歳のバレリア・マルケス(Valeria Marquez)さん。西部ハリスコ州で何者かに撃たれた。

ハリスコ州検察は声明で、「当局がフェミサイド(女性を標的とする殺人)の疑いで捜査している」と述べた。

マルケスさんは13日、同州サポパンの働いていた美容院で、侵入してきた男に射殺された。容疑者は逃走中とみられる。

検察によると、発砲の数分前、マルケスさんはティックトックのライブストリームで、ぬいぐるみを握りしめてテーブルに座っていた。

マルケスさんが「奴らが来る」と言うと、背後から「おい、ベイル?」という声が聞こえた。

「はい」とマルケスさんは答え、ライブストリームの音声を消した。

その数分後、マルケスさんは射殺された。事件後、誰かがマルケスさんの携帯電話を拾い、その人物の顔がライブストリームに一瞬映し出された後、配信は終了した。

ハリスコ州はメキシコで最も危険な州のひとつであり、世界最大の麻薬組織シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)の宿敵「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」の本拠地がある。

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