▽キューバでは毎日数時間、計画停電が行われており、携帯電話サービスに影響を与えることがある。
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キューバの国営通信会社ETECSAは14日、首都ハバナを含む複数の地域に影響を与えたと思われる停電の後、携帯電話サービスの復旧を開始したと発表した。
ETECSAはソーシャルメディアへの声明で、「モバイルデータ通信サービスは正常に戻り始めている。しかし、音声通話とSMSメッセージは混雑が続いている。サービス完全復旧に向け引き続き作業中である」と述べた。
ETECSAは障害の理由を明らかにしなかった。共産党も声明を出していない。
キューバでは毎日数時間、計画停電が行われており、携帯電話サービスに影響を与えることがある。
AP通信によると、14日の障害の程度を確認することはできず、エリアも特定できなかったという。
ハバナと周辺の州で障害が確認された。
キューバの発電所と送電網は老朽化が進み、稼働に苦慮している。さらに同盟国のベネズエラとロシア、メキシコからの石油輸入が減少した昨年、危機が拡大した。
昨年末のブラックアウトではハバナの中心部を除くほぼ全ての地域で停電が発生。900万人以上が影響を受けたと推定されている。
キューバはパンデミック以来、史上最悪の経済・エネルギー危機に直面しており、計画停電が常態化。1日数時間は当たり前、長い時は10時間を超える。
3月の大停電も復旧に数日を要した。