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▽ボリビアの左派は現在、分裂しており、アルセ大統領とエボ・モラレス元大統領が異なる派閥から支持を得ている。
南米ボリビアのアルセ大統領(Getty Images)

南米ボリビアアルセ(Luis Arce、61歳)大統領は13日、今年8月の大統領選に立候補しないと表明した。

アルセ氏は訪問先のブラジルで記者団に対し、「私が出馬すれば、有望な左派候補の票を奪うことになるだろう」と語った。

またアルセ氏は「票を分散させ、右派候補の勝利に貢献したくない」と強調した。

ボリビアの左派は現在、分裂しており、アルセ氏とエボ・モラレス(Evo Morales、65歳)元大統領が異なる派閥から支持を得ている。

しかし、憲法裁判所はモラレスの出馬を禁じている。

モラレス氏の後継者である議会上院のロドリゲス(Andronico Rodriguez)議員が最近、立候補を表明した。

モラレス氏は在任中、天然ガスに依存した経済を構築。その後、大統領の任期上限を廃止し、2019年の選挙で4選を決めたものの、紆余曲折の末、辞任。この際、治安当局によるデモの取り締まりで34人が死亡した。

憲法裁判所は昨年11月、2023年の裁判所命令を再確認し、「大統領は連続であるか否かにかかわらず、2期以上務めることはできず、3選は認められない」と裁定。モラレス氏の夢を打ち砕いた。

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