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▽ノーム氏らは約4万人を収容できる中部テコルカの刑務所の2つの独房棟、武器庫、隔離施設などを見学した。
2025年3月26日/エルサルバドル、中部テコルカの刑務所、演説するノーム米国土安全保障長官(AP通信)

米国ノーム(Kristi Noem)国土安全保障長官が26日、中米エルサルバドルの巨大刑務所を視察し、米国内のギャングと不法移民に厳しいメッセージを送った。

AP通信によると、ノーム氏らは約4万人を収容できる中部テコルカの刑務所の2つの独房棟、武器庫、隔離施設などを見学したという。

トランプ政権は1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアの構成員約250人をこの刑務所に送った。

トランプ(Donald Trump)大統領はトレンデアラグアの構成員を「最悪中の最悪」と評し、不法移民の摘発を追求すると誓った。

ワシントンDC連邦裁判所は15日、敵性外国人法に基づく送還を14日間差し止めたが、政府は送還便が既に領空外に出ていたため、エルサルバドルに向かわせたと主張している。約250人のうち137人が敵性外国人法に基づき送還された。

ノーム氏は蒸し暑い独房に詰め込まれた男たちが見つける中、「犯罪者に居場所はない」と語った。「簡単な話です。米国に不法入国しないでください。犯罪を犯さないでください。ビザを取得し、真面目に働いている人を見習ってください...」

APによると、男たちはノーム氏が建物を出た後、一斉に騒ぎ出したという。

ノーム氏の演説を聞いていた何人かの上半身には中米最大とされるエルサルバドルのギャング「マラ・サルバトルチャ(通称MS-13)」のタトゥーが彫られていた。

国務省は先月、MS-13を含む中南米の8つの麻薬組織を外国テロ組織に指定した。

ノーム氏は26日、SNSに刑務所内で撮影した動画を投稿した。「移民が犯罪を犯した場合、このような結果に直面します。まず第一に、私たちの国に不法入国しないでください。強制送還され、起訴されます。そして、この施設は、あなたが米国民に対して犯罪を犯した場合に私たちが使用する道具のひとつであることを知っておいてください」

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