▽ガザ当局は19日午後の声明で、イスラエル軍が18日未明に空爆を開始して以来、183人の子供を含む少なくとも436人が死亡、700人以上が負傷したと明らかにした。
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イスラエル軍が20日、パレスチナ・ガザ地区北部と南部の複数カ所を空爆し、女性や子供を含む少なくとも37人が死亡した。現地メディアが報じた。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イスラエル軍は夜明け前に空爆を決行。複数の建物が倒壊し、難民キャンプも被害を受けたという。
ガザ当局は19日午後の声明で、イスラエル軍が18日未明に空爆を開始して以来、183人の子供を含む少なくとも436人が死亡、700人以上が負傷したと明らかにした。
イスラエル軍は19日にガザ地区の南北を隔てるネツァリム回廊を占領。アルジャジーラによると、イスラエル軍の地上部隊はネツァリム回廊を封鎖し、その周辺にいた人々を追い払ったという。
イスラエル軍の地上部隊が攻撃を加速させる中、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は19日の演説で、「ガザ地区のハマスに対する激しい戦争に加え、ヨルダン川西岸地区でもより大きく、より強力な対テロ戦線を展開する」と警告した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は19日午後の時点で4万9547人、負傷者は11万2719人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。
アルジャジーラによると、イスラエル空軍は20日、イエメン領内から発射されたミサイルを領空に入る前に撃墜したという。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は声明で、イスラエルに向けてミサイルを発射したと主張。超音速弾道ミサイルでテルアビブ近郊ヤッファのベングリオン空港を標的に軍事作戦を実施したと述べた。
またフーシ派はこの作戦が成功したと主張。被害の有無には言及しなかった。
イスラエルはガザのイスラム組織ハマスがトランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使が提示した人質解放案を拒否したと非難、攻撃を正当化している。
ハマスの幹部は19日、イスラエル軍が地上侵攻を再開したにもかかわらず、「停戦交渉の扉は閉ざされていない」と強調。「署名済みの停戦合意が存在する以上、新たな合意は必要ない」と主張した。
イスラエルは2週間前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告してきた。
ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。
ハマスはイスラエルに対し、ガザ停戦を第2段階に移行するよう求めている。
イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。
ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。
双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。
第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定だ。
ウィトコフ氏は以前、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。