◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午前の時点で4万4056人、負傷者は10万4286人となっている。
国際刑事裁判所(ICC)が21日、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑でイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とガラント(Yoav Gallant)前国防相の逮捕状を発行した。
ネタニヤフ氏はこの決定を非難し、ICCを「恥さらし集団」と呼んだ。
ICCはイスラム組織ハマスの幹部アルマスリ(Mohammed Diab Ibrahim al-Masri)氏の逮捕状も発行した。
ICCの逮捕状はEU全加盟国を含む全てのローマ規程(ICCの設立条約)締結国で拘束力を持つ。
イスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃を継続中。20~21日の空爆・砲撃では少なくとも88人が死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。
レバノン南部もイスラエル軍機の空爆を受けた。イスラエル軍は一部地域の住民に避難を命じている。
レバノンの過激派ヒズボラとイスラエルの停戦交渉を仲介した米国特使は21日、テルアビブでネタニヤフ氏と会談した。
ヒズボラの最高指導者カセム(Naim Qassem)師は20日、米国が提出した停戦案を精査していると明らかにしていた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午前の時点で4万4056人、負傷者は10万4286人となっている。
レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は21日午前の時点で3558人、負傷者は1万5123人。
米国は20日、ガザ紛争の停戦を求める国連安保理決議案に拒否権を行使。米上院は同日、イスラエルへの武器輸送を禁止する動議を反対多数で否決した。