◎男性は9日、南マイアミの桟橋付近で妹を救助し、行方不明になった。
米フロリダ州マイアミのビーチ(Getty Images)

フロリダ州マイアミのビーチで男性の頭部が見つかり、その後の捜査で妹を離岸流から救い行方不明になった19歳男性であることが確認された。警察が17日、明らかにした。

それによると、男性は9日、南マイアミの桟橋付近で妹を救助し、行方不明になったという。沿岸警備隊が捜索したものの、男性は見つからなかった。

事故から3日後、マイアミ沖の堡礁(ほしょう)でサンゴを清掃していた作業員が男性の頭部を発見、警察に通報した。

マイアミ郡検視官事務所は声明で、「調査の結果、9日に行方不明になった男性であることを確認した」と述べた。死因は明らかにしていない。

遺族によると、男性の妹は桟橋近くのビーチで泳いでいたところ、強い引き波に巻き込まれ、兄に助けを求めたという。

事故を目撃した複数人が少女を引き上げたものの、男性は見つからなかった。

マイアミ・ヘラルド紙によると、遺族や友人がビーチに集まり、花を供えたという。沖合では沿岸警備隊の巡視艇2隻が弔意を示す空砲を発射した。

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